7718 スター精密(東1) 1753円 +3円

7718 スター精密(東1) 1753円 +3円

6月後半から延々と1700円前後の下値で小動き収れん中でした。ちなみに年初高値は1月の2480円です。まあ良く下げています。ハイテク株だから。本日、第1四半期を発表。売上238億円、営業益40億円、経常40.6億円、純益33.2億円、一株純益90円と、スタートダッシュに成功しています。決算期に変更のために前期比の記述はないもののほぼサプライズ決算に近い印象です。これで年初来安値更新に下げる理由がわかりません。この決算を受けて見直し買いの動きが始まると考えます。ちなみに第2四半期予想はそれぞれ、391億円、57億円、58億円、45億円、122円ですが、この第1四半期のスタートダッシュのおかげで上方修正期待が浮上したと判断して良いはずです。第1四半期の営業利益率は16.8%。これを第2四半期に当てはめると営業益は65億円。貿易戦争の影響があったとしても営業益経常は第2四半期で60億円台に上方修正して着地すると予想します。ならば、12月通期予想の売上593億円、営業益80億円、経常81億円、純益60億円、一株純益164円も上方修正することを予想しておいて良いはずです。これも営業利益率を16%前後で勘定すると(コスト増も想定し)営業益経常は約95億円となります。営業益経常は12月通期90~100億円レンジに上方修正して着地すると予想します。配当は54円ですが、上方修正するなら増配の可能性。一株純資産は1320円(自己株除外)。セグメント状況は・・・・①特機事業→小型プリンターは欧州と米国で販売堅調。アジアにおいても中国の小売店向けにサーマル完成品は落ち込んだものの、その他のプリンター製品は堅調。国内は大口需要が剥落して低調。売上44億円で営業益8.1億円。まずまず。②工作機械事業→CNS自動旋盤は米国医療関連向けに堅調。欧州は自動車向けに堅調。中国も自動車通信医療機器向けに好調。国内も幅広い分野で好調。絶好調。売上179億円で営業益なんと36.9億円。ものすごい利益率。③精密部品事業→腕時計メーカー向けに時計部品販売好調。HDD部品は低調ながら医療関連等が好調。売上14億円、営業益1.5億円。④感想→停滞した製品もあるものの、総合的に文句なし。満点に近い合格点です。明日から打診買い。昨日高値1771円、今日の高値1770円を抜くと25日線(1760円)と決別のサインでボトム離脱サインが点灯するので、1771円以上で完全に推移してから本格買い開始。強気買いは6月高値1891円と75日線1879円回復の1900円からとします。目標は今期10か月決算で変則ゆえに、12か月決算なら一株純益は前期の155円以上と仮定して今期EPSを165円と想定して設定し、目標株価Ⅰ【短期目標①1950~2000円(12か月決算でEPS165円想定しレシオ12倍・25週線50週線回復)②2100~2150円(週足完全陽転・12か月決算でEPS165円想定しレシオ13倍)③2300円(12か月決算でEPS165円想定しレシオ14倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2300~2350円(12か月決算でEPS165円想定しレシオ14倍)②2450~2500円(12か月決算でEPS165円想定しレシオ15倍・18年1月高値2480円)】とします。来期の増収増益なら更に強気に設定し直す方針とします。SP。詳細解説はまた市場が落ち着いてから行います。