6101 ツガミ(東1) 983円 -3円

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こんな記事があっても市場がこれではスルーされるのが当然なのでしょう。日本工作機械工業会の発表した6月の工作機械の受注額速報値は前年同月比で11.4%増の1593億円。日経の記事では伸びは鈍化しているものの過去4番目の高水準と記載されていました。受注は高止まりが続いているとのこと。貿易戦争の影響がこれからできるかもしれませんが、こと6月までの状況ではその影響は影も形もまだ見えていないということになります。また、その日経新聞にはオークマと同社の声が紹介。同社の声として「基調は変わらない。中国も自動車、電気精密、一般加工と業種に関わりなく好調だった」とのコメントを紹介していました。すると、同社の第1四半期も下記のスター精密同様に好調な出だしになれるはずです。見ないと市場は反応しないという幼稚性がありはするものの、世界市場動向が落ち着けば水準訂正相場に当然入るはず。そのためのボトム離脱サイン点灯は7月高値1012円抜け25日線1024円抜け。ゆえに6/22のマド埋め完了でもある1040円から新規もナンピンも本格買い開始とします。また1100円を日足の完全陽転ラインと予想し(今後の)1100円から新規もナンピンも完全に強気買い開始と予定しておきます。6/15(買い推奨開始・世界トップの高精度と高速、高剛性を有した自動旋盤企業・文句なし通期・4期ぶり最高益更新の予定・セグメント状況・目標設定・岩井コスモ目標株価1400円)。目標株価Ⅰ【短期目標①1200~1250円(レシオ15倍)②1350~1400円(レシオ17倍・25週線回復)③1500円(レシオ18倍強)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1500~1550円(レシオ19倍)②1650円(レシオ20倍)】。SP。ちなみに自社株買いを発表していますが、6月の時点で実施はまだゼロ。ぼちぼち自社株を開始してもおかしくないのですが。12億円で100万株。単価は1200円ですから、自社株開始したとわかれば単価の1200円に向け急反転するはずでもあると考えています。資料を。(1)売上損益・・・・売上は前期比165億円増の576億円と大幅増。日本・欧米・中国とすべての地域で増収。特に自動車部品関連が堅調。利益も38億円増の69億円の営業益を記録。(2)売上内訳・・・・好調な業績を支えているのは一般向けの工作機械。特に自動車関連や省力化関連。不透明感の強いスマホ関連でないためにこれからの業績も安定的に推移できるはずです。また地域別の売上を見ると国内の売上127億円、米国34億円、欧州36億円で、アジアが379億円。アジア特に中国が主たる市場となるために、貿易戦争の影響を今後受けるかもしれませんが、下記のnmsでコメントしたようにテスラらドイツの巨大化学メーカーが中国に工場をこれから建設することから考えても、中国市場での工作機械需要は多少の期づれやタイムラグはあるものの、安定的に需要増加になれるはずと予想します。(3)今期予想・・・・売上39億円増の615億円、営業益11億円増の80億円、経常13億円増の78億円、純益1億円増の43億円、一株純益81円の予想。スマホなどの不透明要因を考えた上でのこの数字。着実に履行できるはずです。地味ながら安定感を十分に感じさせる資料の内容でした。