5018 MORESC(東1) 1600円 -26円

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第1四半期を発表。売上4%増69億円、営業益2%増5.8億円、経常8%増6.4億円、純益18%増4.2億円、一株純益43円で着地。スタートダッシュとは行かなかったものの、3~5月の景気の減速時期にこの数字で着地できたことは重畳です。2月通期予想の売上300億円、営業益24.5億円、経常27.5億円、純益17億円、一株純益175円の会社予想に対して、進捗は十分です。今期のわずかな増収増益予想の達成はこの第1四半期でほぼ確実になったと考えて良いでしょう。第2四半期以降からは上方修正期待が浮上できるかどうかという点に注目となるのでしょう。セグメント状況は・・・・①日本→ダイカスト用油剤、切削油剤は前期を上回る受注で好調に推移。高温用潤滑油は自動車ベアリング用に下回ったものの、食品建材向けに好調で、また高付加価値製品の受注が好調であったために数量は減少しても売上は前期並みを確保。流動パラフィンは前期を上回り好調。ホットメルト接着剤は新規顧客向けに受注が拡大したものの、主力の衛生用途向けに販売減。以上の結果、日本での売上は3%増52億円、セグメント益7%増3.5億円。②中国→自動車向けの特殊潤滑油は前期並みを確保し、ホットメルト粘着剤は自動車用に受注増。売上6%増8億円、セグメント益1%増0.8億円。③東南/南アジア→自動車向けの切削油剤や作動油などほぼ全製品好調な売上。しかしインドネシアルピアの下落などの影響と先行費用のせいで増収ながら減益。売上7%増11億円、セグメント益14%減1.1億円。④北米→ダイカスト用油剤は前期並みながら、熱間潤滑油は在庫調整で減収。売上10%減1億円でセグメント益0.05億円。⑤感想→個々の製品の販売状況は底堅く好調のようです。セグメント状況の内容から察するとわずかながらも上方修正期待が浮上しつつあるものと考えておいても差し支えないと思います。とは言え、株価はほぼ年初来安値水準。先週の1595円安値を割り込みもう一段安するのか、この1600円前後で底固めするかまだ不明。新規もナンピンもまだ慎重に打診買いとします。レシオは9.1倍。一株純資産は1577円でほぼPBRは1倍。下値はここらと考えます。本格買い強気買いは新規もナンピンも1750円を回復してからといたします。しばらくここらで値固めして、値固め後に1750円を回復して2000~2200円レンジに戻していくものと予想します。5/22(2月通期資料/実績紹介と中期経営計画に関して・目標修正)4/12(買い推奨開始・水と油のスペシャリスト企業・わずかに減益前2月通期・緩やかに回復の今期予想・概況・セグメント状況と感想・目標設定)。目標株価Ⅰ【短期目標①2100~2150円(レシオ12倍強)②2300~2350円(レシオ13倍強・1月年初2280円更新・17年高値2345円)③2450~2500円(レシオ14倍強・15年上場来高値2500円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2500円(上場来2500円・レシオ14倍強)②2600~2700円(レシオ15倍)】は深押しで微修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①2000~2100円(レシオ12倍)②2250円(レシオ13倍・1月年初2280円・17年高値2345円)③2400~2450円(レシオ14倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2450~2500円(上場来2500円・レシオ14倍強)②2600~2650円(レシオ15倍)】とします。業績拡大するようなら最大目標の引き上げを含めて再設定します。SP。