3321 ミタチ産業(東1) 930円 +22円
すべてはマクロからミクロに集中できるようになることだけです。本日5月通期を発表。前期は売上25%増422億円、営業益2倍の14億円、経常86%増14億円、純益95%増の9.3億円、一株純益126円で着地。最高益更新予定だった営業益13.5億円以下の会社予想を更にわずかに上ぶれての着地。文句なしです。一株純資産は1058円に拡大し、配当は前期4円増配の28円とし、今期も更に増配の予定として30円配当予定と発表。文句なし。ただし注目の今期予想は私が予想したよりも少し弱気の数字を公表。売上400億円、営業益25%減10.5億円、経常21%減11.1億円、純益14%減8億円、一株純益101円予想と発表。保守的に発表しても今期予想は12~13億円営業益ないし経常と考えていたので少し弱い予想ではあるものの、貿易戦争の真っ只中での会社予想の算定ゆえに過度に弱気の数字になるのも致し方ないでしょう。ただし、会社は今後の業績進捗に対して内心自信があることは、今期予想の増配からも明らかです。最終的に上方修正することなり連続最高益更新することになれると考えます。セグメント状況は・・・・①国内事業→自動車向け半導体販売及びEMSが堅調で、工作機械向けも好調。売上27%増281億円でセグメント益41%増14.7億円。②海外事業→カメラ向けモジュールのEMSは減少したものの、アミューズメント分野の需要が回復して(ニンテンドースイッチなどのゲーム機のEMSなどが回復したということでしょう)、売上20%増140億円、セグメント益2.8倍の4.7億円。③感想→最高益更新ですから言うまでもなく満点のセグメント内容です。また今期予想に関しては・・・・18年度よりスタートする中期経営計画の20年度(2021年3月期)目標売上500億円、営業益16億円、ROE10%以上の維持向上にまい進すると。今期も自動車向けでは環境対応車(電気自動車など)向けに堅調に推移する予定で、アミューズメント向けはパチンコ業界向けに引き続き低迷する予想。産業機械向けは生産調整で減少する予想と。設定レートは105円と。パチンコ向けは低迷しても、自動車向け半導体や自動化機械などの販売やEMSは今期も堅調のはず。やはり今後の上方修正を想定しておいても構わないと考えます。ちなみに売掛金も前々期の59億円から60億円とわずかに増加して期末を通過。前期同様に第1四半期は好スタート確実と考えて良いでしょう。それが確認できば上方修正期待の浮上になるはずです。ちなみにこの貿易戦争を考慮して上期は営業益45%減5億円、経常44%減5.3億円、純益40%減3.8億円と大幅減益の予想。第1四半期好調ならまずは第2四半期予想だけを早めに上方修正するかもしれません。減益の予想ゆえに週明けの反応は気がかりですが、しかし減益の予想でもレシオは9倍です。EMS企業と区分すると、加賀電子の10倍を下回ります。またシークスの15倍を大きく下回ります。同社に比肩する割安顕著なEMS企業はnms(レシオ8.7倍)になると思いますから、ここからの下値は限定的。多少もたつきがあっても数週間すれば見直しの動きが本格化して上昇を強めて来ると予想します。PBRも1倍を割り込んでいるのですから。ちなみに、もし、減益の予想でも連続増配や低レシオ低PBRを早々評価して来週から反転するようなら日足の陽転の990円回復して引けてから新規もナンピンも本格的に買い場探し再開するつもりでいてください。また財務を見ると、新株予約権の転換行使を更に進める必要もないのかも。もしそうなら行使停止の発表を今後行うかも。もしそうなると、転換行使された株券の最も高い株は1077円となります。1100円になると大半の株に利が乗るために飛び始めることになります。念頭に。7/4(野村証券は保有株7.2%&三菱UFJは保有株5.0%と大株主報告書で公表)6/29(買い残減少中・シコリは1400~1600円で道中真空かも)6/26(新株予約権下限行使1044円割れは下げ過ぎ)6/13(深押しで目標修正)6/5(同社の強みと新株予約権資金活用先)5/18(新株予約権行使状況・買い残急増)5/8(目標微修正)4/17(nms同様にEMS企業に変身成功し進化中・新株予約権大量行使で種株仕込み完了のはず)4/9(歴史的な買い場となるかも・買い残に関して・目標修正)3/31(文句なし第3四半期・5月通期更に上方修正期待が浮上・概況&セグメント状況・目標修正)3/5(買い推奨再開・5月通期上方修正・上方修正理由・目標再設定)10/4(すべての目標達成で売り場探し)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1300~1350円(今期EPS130円想定しレシオ10倍)②1450~1470円(今期EPS130円想定しレシオ11倍強・日足最後抵抗線抜け)③1570~1600円(今期EPS130円想定しレシオ12倍強)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1600~1700円(今期EPS130円想定しレシオ13倍)②1800~1850円(今期EPS130円想定しレシオ14倍)③1950~2000円(今期EPS130円想定しレシオ15倍)】は一応今期予想は減益の予想ゆえに一旦弱めに修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①1050~1100円(新株予約権行使された価格1077円・13週線回復・日足完全陽転・一株純資産約1060円)②1300~1320円(レシオ13倍・50週線回復)③1450~1500円(200日線回復・レシオ15倍・4/2大商い高値1483円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1500円(レシオ15倍)②1600円(レシオ16倍)③1700円(レシオ17倍)】とします。第1四半期以降好調を確認し最高益連続更新確実と判断できた時点で最大目標を18年上場来2195円に向けて引き上げる方針とします。SP。