2162 nms(JQ) 538円 -16円
最高益更新の予定の株です。しかも人材サービス企業。また同社は人材サービス企業の中でも今や最低のレシオだと思います。最低のレシオとなった理由は新株予約権を発行したからですが、何度も言うように他の新株予約権と少し違い新株の発行はありません。大量に保有する自己株を行使転換に活用するもの。いわば変則の第三者割当増資みたいなものです。しかし、何を取り違えたのか市場は希薄化を理由に下落の一途。その下落がモメンタム投資の一方通行の動きを誘発して負の連鎖が同社も始まっています。いわば気分で下げたようなもの。レシオは8.3倍。またその新株予約権転換行使の下限行使は537円。この下限行使価格あたりが下値なのでしょう。陽線の立ち上げを待つしかありません。ところで、米国トランプ大統領が主張していることは、アメリカ国民に売るのならアメリカでモノを作れという地産地消です。この地産地消の流れが強まることは日本企業にとりさして警戒することでもないはずです。自動車を含めて地産地消に向けてのグローバル化を進めている企業も多々ありますから。ならば人材サービス企業も同じです。アウトソーシングなど新株予約権を活用して海外展開を拡大しています。そして同社も。今後、グローバル化に成功した企業が人材サービス企業の勝ち組企業になれると思います。それに、国内は人件費の上昇が起こり始めて内需の企業の業績が足踏みに見えます。原材料コスト人件費上昇を値上げに転嫁できていないということです。ならば、グローバル化した人材サービス企業の活躍する場面がこれから拡大するはずです。とは言っても、地合いが落ち着かないといかんともしがたいのですが。