ダウ平均CFD 24151ドル -119ドル(-0.49%)
寄り付き30分の動きを見ると、いよいよマクロからミクロ(個別株)に集中できる投資環境に転換するかと期待したのですが、中国株がじりじりと下げ始めて、期待から失望に。その失望に歩調を合わせるように、関税発動前や香港や米国市場休場のタイムスケジュールをついて売り仕掛けの動きから暴落で引けてしまいました。これを受けて欧州株も大幅安から始まったものの、現在がじりじりと戻しています。さて最大の注目は関税発動ですが、発動後にそれを更に助長するような過激な発言が米中欧から出てこないとなれば、市場は一旦落ち着いてくれます。それにトランプ大統領は自動車関税に関してこう発言しています。関税率は20%を想定しているが、米国国内で自動車を生産してくれれば関税は課さない・・・関税は交渉材料・・と。関税は交渉の材料で目的そのものでないということが分かったことは良いことでしょう。それにののしり合いを演じたカナダのトルドー首相と電話協議を行ってもいます。今後、突然、習近平国家主席と電話協議するような事態も考えられます。いずれにしてもすでに決定済みの今週6日の関税発動を静かに迎えて、そのまま静かにその決定済みの340億円ドル相当の中国輸入製品向けの関税だけが実行されて、貿易戦争がひとまず収束の動きとなれるかどうかを、7/6ないしそれ以降確認することになると思います。