6125 岡本工作(東2) 3555円 +10円
ミクロにまだ集中できないためにコメントすることが少ないので同社の資料でも。(1)世界で唯一の総合砥粒加工機メーカー・・・・①拠点→国内は9拠点、北米は5拠点、欧州は3拠点、味は2拠点。生産拠点はアジアに偏重しているものの、バランスの取れた拠点配置。②製品ラインナップ→ありとあらゆる研削盤と超大型のピッチポリッシャーやラップ盤を開発製造し、更に脆弱材加工機となる半導体製造装置までを開発製造販売。例えば次世代半導体製造スチとしては、大口径Siウェハプロセスや次世代デバイス開発プロセスなどを有し、半導体電子部品向けにはセラミックなど脆弱性材料の超平坦化装置やSiウェハ平坦化装置などを有す。他にも、航空機や電子機器の部品など特殊市場用装置向けにも様々な製品を供給。あらゆるモノ作りに必要不可欠な製品を同社が供給しているようなものです。③研削盤シェア→1953年の生産以来65年で、出荷台数は8万台以上、出荷国数は世界80か国に提供し、ユーザー数は世界2万社以上で、国内のシェアは40%で圧倒的な存在。(2)同社の特徴・・・・①グローバルな販売網、②タイ・シンガポール・アジアで生産拠点充実、③一貫生産体制、④長年蓄積し伝統に裏打ちされた高い技術力、⑤幅広機種と幅広い顧客とそれに対応する力。(3)受注と受注残高・・・・18年上期の受注は212億円と17年3月期上期の112億円から急増。下期は更に受注が急増し、通期で受注は429億円に拡大。これは17年3月期253億円ながら爆増。14年3月期以降最高の268億円からも爆増の受注を獲得。当然ながら受注残も急増し、17年3月通期の66億円から、前期中感は141億円に急増し、更に爆増して前期末は207億円に増加した受注残。どう考えても、エノモト同様あるいはエノモト以上に第1四半期から好スタートないしスタートダッシュに大成功できると予想しておいて良いと判断します。(3)今期の見通し・・・・同社もエノモトと同じで、同社なりの今期の見通しを解説しています。国内市場は・・・・設備投資意欲は引き続き強く(今日の日銀短観でも景況感は2期連続の悪化となったものの設備投資に限ってはまだ高水準でした)、企業は省力化投資を継続すると予想し、歯車製品はロボット向けに受注増を予想し、鋳物関連は今期は横ばいを予想。海外市場は・・・・北米は貿易戦争懸念はあるものの、自動車・航空機・医療・半導体など向けに製品需要底堅く、更に法人減税で設備投資向けに製品需要は拡大を予想。欧州ではドイツ・フランスなどで自動車・プラスチック金型・機械部品向けに受注堅調。アジアは中国で電気自動車向けの電池関連やロボット関連部品などに引き合い活発と。半導体市場も、中国を中心に大型の設備投資が継続するはずゆえに、関連製品の需要増を見込むとコメント。ほぼ会社の見通しの通りに推移できると考えます。文句なしの資料の内容です。後は下記でも申し上げたように、陽線足とその連続の出現を待つあるのみ。