6844 新電元(東1) 5170円 -80円

6844 新電元(東1) 5170円 -80円

決算資料を。その前に6/4発表の受注速報を。前月比ではデバイス1.1%減、電装21.7%減、その他13.4%増で、合計で10.4%減。前年同月比はデバイス9.1%増、電装3.5%増、その他2.7%減で合計5.4%増、上期の受注累計比はデバイス5.6%増、電装13.7%増、その他8.5%減の合計7.9%増。絶好調だった前月4月からは減速したものの、前期比で比べると引き続き絶好調ということ。それでも下げって年初来安値を更新しているのだから、理不尽極まりない下げと言えるでしょう。(1)デバイス事業・・・・売上11%増の343億円、営業益24%増43億円。文句なしの増収増益と利益率。白物家電や車載・産業機械向けに好調。設備投資は下期に厚くしたともコメント。(2)電装事業・・・・売上7%増491億円、営業益51%増77億円。やはり文句なし。上期不調のインドネシアが下期から回復し、ベトナム・タイ・インドと堅調かつ拡大中。円安効果で利益幅も拡大と。(3)新エネルギー→売上31%減76億円で営業赤字19億円。前期の4億円赤字から買う題。太陽光発電も市況が低迷し、通信市場も需要が急減。いいところなし。これは不合格。(4)セグメント内容感想・・・・デバイスと電装が好調で新エネルギーが赤字。しかしものは考えよう。電装とデバイスが前期並みでも、新エネルギーの赤字を最小限に抑制することができれば、赤字幅が大きく縮まり増益幅を広げることができるはずです。(5)今期予想・・・・①デバイス→売上363億円で営業益4.3%増45億円の予想。増産で償却費用が増加はするために増益幅が小さくはなるもののそれでも増益を維持予想。私も子の数字は堅いと予想。②電装→売上は500億円で営業益は22%減の60億円。円高を想定していることと、インドで増産投資(工場増築)で減益予想。しかし足元は円安。会社想定の100円から大きく円安の110円。やはりこれは増益に上方修正するはずです。③その他→売上104億円で営業益1億円。太陽光発電は低迷しても通信分野の受注が回復して黒字転換。上記の通りその他の分野の受注が拡大していますから、会社予想のように黒字に転換の可能性が大。④感想→その他事業が黒字に転換し、電装事業も増益に転換するとなると、大幅な上方修正になる可能性が高いと判断して良いことになります。多分、そのようになると予想します。