6629 Tホライズン(JQ) 594円 +18円
PBRこそ2.1倍ですが、レシオは10倍にまで低下しています。また同社も買い残が200万株と高水準です。ただし5月高値(935円)の時の買い残が215万株ですから、高水準でもあまり変動がないことになります。そこで17年10月からの上昇以降での価格帯別の出来高推移を見ると最多価格帯は550~430円に大半が集中しています。買い残の単価も550円前後が最多価格帯と考えていてよいと思います。逆に上値の最多価格帯はというと800~1000円。ボトム離脱サインの25日線674円回復か5週線650円回復のいずれかに成功すると、800円前後まで急いで戻す可能性もあるということになります。新規もナンピンも本格的に買い場探し再開は650円回復とし、670円以上で引ければ強気買い開始とします。資料を。(1)ハイライト・・・・①光学事業→売上123億円で営業益3.3億円と減収増益。書画カメラが日欧米で堅調。新興国も開拓開始して販路の拡大と市場シェア拡大へ。光学ユニットは大量生産体制からきめ細やかな多品種高品質高付加価値ビジネスに転換中で順調。また業務用車載機器(ドライブレコーダー等)が運送会社などの労務管理の規制強化の流れを受けて売上堅調と。文句なしの内容。②電子事業→売上70億円で営業益6.8億円。FA機器が深刻な人手不足を背景にして国内の機械メーカーからの受注堅調。また中国からの受注も好調と。③感想→セグメント内容文句ありません。(2)成長戦略・・・・①教育市場→書画カメラシェアナンバー1の再構築と関連アクセサリー製品の拡充。②FA市場→新ブランド「ITANZI」を立ち上げで独創的な製品やサービスを開発提供する。③医療市場→産学共同で、すでに血管機能検査装置(富山大)やモバイル型動脈硬化診断装置(徳島大)と共同研究開発中。④安全生活市場→業務用ドライブレコーダーやデジタル運行計、車載用マルチインターフェースを開発して車載向け製品拡充中。決済端末ソリューションも拡大。電子決済市場でのQRコードの普及が追い風となり、同社の決済ソリューションが大きく普及する可能性。また決済ソリューション同様にカメラ光学技術を活用したクラウド型の防犯カメラや監視カメラシステムの開発や遠隔作業支援システム(IoTソリューション活用)の開発販売開始。⑤コスト削減→管理業務を集約するシェアードサービスを導入して総務や経理などを子会社も含めて一元管理して固定費の徹底的削減を行うとのこと。⑥感想→成長戦略も申し分のない内容です。やはり後はボトム離脱サインの点灯だけ。6/13(推奨開始・ユニデンHD同様に旬な企業・事業紹介・文句なしの前期と上々の今期予想・概況・セグメント状況・目標設定)。目標株価Ⅰ【短期目標①770~800円(レシオ13倍強・25週13週線回復・週足完全陽転)②880~900円(レシオ15倍)③970~1000円(レシオ17倍・2月上場来高値1027円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1000~1050円(レシオ17倍強・上場来高値1027円)】は微修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①750~770円(13週線回復・週足完全陽転・レシオ13倍)②860~880円(レシオ15倍)③950円(レシオ16倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①950~1000円(レシオ17倍・2月上場来高値1027円)②1050~1070円レシオ18倍)】とします。SP。