6629 Tホライゾン(JQ) 682円 -4円
買い推奨開始します。同社は光学事業と電子事業の2つの柱からなる企業です。様々な製品を開発製造販売していますが、今の旬な製品と言えばユニデンHDと同じで自動車などのドライブレコーダーや車載カメラ関連の製品を開発製造。また、電子決済のコア技術となりつつあるQRコードの決済システム関連の製品も開発製造しています。同社の前期は売上3%減193億円、営業益2.1倍の10億円、経常約3倍の11.1億円、純益7.6億円(前期は赤字)、一株純益56円で着地。一株純資産は424円。配当は前期4円で今期も4円継続の予定。今期予想は売上200億円、営業益12億円、経常10億円、純益8億円、一株純益59円と一応は増益の予想です。上々の数字。セグメント状況は・・・・①光学事業→書画カメラ事業は米国市場で堅調。国内も政府の学校教育おICT推進支援を受けて好調で、欧州も堅調だったとコメント。光学ユニット事業は業務用車載機器(ドライブレコーダやデジタルタコグラフ)などが運送会社などの労務管理ニーズの高まりから好調。光学事業は売上6%減123億円ながら営業益は44%増3.3億円。まずまずです。②電子事業→FA関連機器は景況感回復と人手不足の影響で、国内はもとより中国においても省力化ニーズから極めて堅調。コスト削減努力も実り、売上3%増70億円、営業益32%増6.8億円。文句なし。③感想→セグメント内容は少し地味目ではあるもののほぼ満点です。この状況から強気買いと行きたいのですが、同社も買い残が195万株。ただ増加して195万株でなく、じわじわと減り続けて195万株。ゆえに過度に警戒する必要はないかもしれません。しかしもう一つの注意点は売掛金です。前々期の46億円から41億円と減少して着地しています。ゆえに、下記のボトム銘柄群と違い、第1四半期でスタートダッシュや好スタートを切れるかどうかまだ微妙です。同社は前期を見てもわかるように、無理に売上を追うことなく収益重視とコスト削減を徹底的に行っていますから、減収でも増益で着地する可能性はあります。しかし、それは第1四半期を開けて見ないと正直わかりません。なれど、今期予想の達成は確実視しています。最初に記述したように、自動運転支援システムの普及や運送会社の値上げ成功で、車載関連機器の需要は拡大を続けるはずです。加えてQR決済の普及が本格化するに従い、同社のモバイルペイメント対応マルチ決済端末などの決済端末ソリューションの需要も増加するはずです。加えて同社の書画カメラなどの技術は高く世界最薄最軽量の書画カメラなどを開発して販売しています。同社の製品群のニッチな競争力の高さから考えても、第1四半期で低調なスタートでも、第2四半期以降にはじわじわと上方修正期待が浮上できると考えます。まずは明日から打診買い。まだもう一段安するようなら6/6安値652円に対しての2番底として650円前後を強気買いとします。逆に同社も下記のど底値銘柄群と同じでこのあたりで小動き収斂して底値確認し終えてボトム離脱サイン点灯するようならミニミニボトム離脱サイン点灯の25日線回復する750円回復から本格買い強気買いとします。目標株価Ⅰ【短期目標①770~800円(レシオ13倍強・25週13週線回復・週足完全陽転)②880~900円(レシオ15倍)③970~1000円(レシオ17倍・2月上場来高値1027円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1000~1050円(レシオ17倍強・上場来高値1027円)】とします。SP。もし押すようなら喜々として強気買いです。