バカのなんとか

 バカのなんとか  

以前、私が当欄の中で、バカの一つ覚えで割高にまで買い過ぎていると言ったファナックや安川電機ですが、本日レーティング情報が公開されていました。しかし値位置にびっくり。カラ売りでも指示しておけばよかったと後悔するくらいに下げています。ファナックは本日ゴールドマンSが『買い』継続で目標株価は33000円から29000円に引き下げていますが、今日の株価は22790円。先週に年初来安値22280円で今もほぼど底値。1月年初来高値は33450円。バカのなんとかで買い過ぎるからこのようになってしまい、再騰サイン点灯するまでえらい時間がかかってしまうということです。しかも値ごろから買い残が急増。アク抜けに更に時間を要する悪循環になっています。安川電機は同じくゴールドマンSが新規にレーティング付与して『買い』で目標株価6000円を付与。安川電機も1月年初高値6120円で年初来安値はこれまた先週の4220円で今もほぼ引き続きど底値。買い過ぎたから調整に時間がかかり、しかも同社も値ごろで買い残が急増して707万株。見切り売りが頻繁でボトム離脱できないこれも悪循環になっているということです。指数や市況マインドに多大な影響を与えるファナックや安川電機の株価が年初来安値にいるということは、ボトム離脱出来ずいる株がたくさん存在することも致し方ないことなのかもしれません。しかし、ゴールドマンサックス証券が安川電機を新規で『買い』とレーティングを付与し始めたということは、ボトム離脱する時間が少しづつではあるものの迫って来つつあるものと考えて良いと思います。信用買い残に目くばせしながら、小さくボトム離脱に向けて短い日足の陽線足を連続させ始める銘柄が出てくると思います。