4249 森六(東1) 3255円 +15円

4249 森六(東1) 3255円 +15円

今日は決算資料を。(1)ハイライト・・・・①売上は中国タイに加え国内での自動車用樹脂成形部品及び原料販売が好調で売上7%増1821億円。②営業益は48%増の94億円。利益率はコスト削減や増収効果で1.5P上昇の5.2%に。化学商社としては文句なしの利益率です。経常は92億円、純益68億円でEPSは446円。(2)地域別・・・・日本→売上5%増の638億円、北米→売上3%増606億円、アジア→13%増の576億円。すべての地域で増収を達成。(3)設備投資減価償却・・・・前期の設備投資は91億円。同社は前々期に126億円、その前に137億円と連続して大規模設備投資を行いました。今後も設備投資は行うものの、大規模投資のピークは一旦通過できたのかもしれません。減価償却費用は75億円と前々期と同じ。研究開発も前々期と同じ24億円でした。また工場建設したメキシコ工場が稼働を開始して、中国武漢工場が完成してこれから本格稼働を開始します。安定的に業績拡大できるはずです。(4)前期のトピックス

(樹脂加工製品事業)・・・・①メキシコ工場が完成して量産化を開始し、フォルクスワーゲンから受注を獲得成功。②関東の新工場と中国武漢の第2工場で高効率化生産工場を実現するためにロボット導入して自動化省人化を推進した。③インドの第2工場は設備移管完了していよいよ本格稼働開始。④前期トピックス(ケミカル事業)・・・・①米国インディアナ州子会社が日系メーカー向けに自動車樹脂部品の供給開始。②アセアンにおけるインドネシア子会社が本格稼働開始。③水溶性塗料の新素材製品を開発して北米中国での使用開始。④航空機用カーボンファイバーをリサイクりしコンパウンドして自動車部品向けに再利用するビジネス確立。(5)今期予想と資料の感想・・・・今期予想は売上1800億円、営業益87億円、経常83億円、純益60億円、一株純益362円と減収減益の予想です。減収減益にした理由は世界経済の先行き不透明感からと、予想する下地とする為替レート(ドル円)を100円にしたから。現在は109円前後。資料を見る限りにおいてこれからの業績拡大を阻むようなものは皆無に近い状況でした。ドル円100円での設定で保守的な業績予想になったいるだけと考えます。第1四半期で上方修正期待の浮上に成功できるとも予想します。一株純資産は3952円。上場来3450円を更新して一株純資産の4000円前後にじわじわと上昇できると考えます。静かな強気買いをコツコツと継続とします。5/16(良く過ぎた前期と慎重な今期予想・減益予想でも上々・概要・新工場建設・セグメント状況・目標修正)4/27(目標修正)4/26(前期上方修正・目標修正)3/26(金融株や商社株の時代がまた)3/16(高機能性フィルム生産能力増強設備投資)3/13(森六ケミカルズについて/製販一体のグローバル化学商社)2/21(森六テクノロジー)2/15(推奨開始・第3四半期・概況・セグメント状況・目標設定)。目標株価Ⅰ【短期目標①3250~3300円(レシオ9倍)②3600~3650円(レシオ10倍・上場来345円更新)③3950~4000円(レシオ11倍・一株純資産約4000円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①4000円(今期EPS400円予想しレシオ10倍)②4400円(今期EPS400円予想しレシオ11倍)③4800円(今期EPS400円予想しレシオ12倍)】。上方修正を確認し最大目標の引き上げを行う方針(前期並EPS450円ならレシオ12~13倍で5400~5800円前後に)。SP。