9707 ユニマットRC(JQ) 1795円 -58円
5月高値1962円からの下値は5月のマド1770~1805円前後と想定して良いでしょう。レシオは8.5倍でPBRは1倍、しかも連続最高益更新で、買い残はすでに減少の途上で35万株。下げる条件や状況がほぼ無いものと想定しても良いと考えますから。後は陽線の出現とその連続を待ちましょう。ちなみに上昇への抵抗つまり再騰のサインは今日割り込んだ1850円を回復することだけです。週足月足はまだ厳然と上げ基調を維持。また日足も昨日まで上げ基調上げ軌道を維持していたということ。短い陽線を連続して1850円以上で引け出せば、高値更新相場再開と判断して、静かな強気買いを再開へ。今日は通期資料の第一弾を。(1)概要・・・・①売上→介護事業の増収と飲食事業の子会社化で49億円増収。②営業益→レストラン事業などの人件費が増加したものの、継続的コスト削減を実行して収益力向上に成功。③特益→アクティバ(琵琶湖の大規模介護老人ホーム)の譲渡益7.2億円。④特損→マゼランシリーズの事業計画変更や介護施設減損で8.5億円。⑤感想→なんやかんや言っても最高益更新ですから文句なし。(2)セグメント別損計算・・・・介護事業は施設の稼働率がアップし、介護職員処遇改善加算Ⅰの算定で増収とともに大幅増益。飲食事業は子会社化して6か月ゆえに収益寄与できるようになるのはまだこれから。(3)介護事業売上・・・・前期比2.7%増で毎年継続的に成長を実現。しかも私が見るにとてもバランスの良い売上構成。デイサービス29.8%、ショートスティ29.6%、グループホーム20.7%、有料及びサ高齢者住宅16.6%、その他が14.7億円。これだけバランスが良いと、政府の介護報酬の改定などの大きな変化に対し柔軟に対応が可能性あるために、安定的な収益確保して成長維持することができるはず。文句なし。このバランスの良さは業界トップクラスに位置づけできると思います。(4)デーサービス・・・・売上は3.3億円増の134億円で延べ利用者数は1.9万人増の149.4万人。しかも事業数はたった1つ増加しただけの192事業所。更に驚くべきはその稼働率です。なんと62.9%。前々期の61.2%から更に稼働率上昇。これも業界トップクラスの稼働率であるはずです。文句なし。ちなみに、利用者の視点に立った様々な施策やサービスのおかげで稼働率が上昇。この点こそ大いに評価。(5)ショートスティ・・・・事業所数はこれまた136から138に2つ増加しただけ。売上は7.9億円増の133億円、延べ利用者数はなんと4.9万人増の102.2万人に拡大。言うまでもなく増加の理由は稼働率。前々期79.6%でも高稼働なのに、前期は83.3%に稼働率が上昇。業界トップクラスどころかほぼトップと言って差し支えないでしょう。地道なサービス独自ノウハウの蓄積の効果です。文句なし。(6)グループホーム・・・・売上は3.7億円増の93.4億円、入居者数は59人増加して1896人。事業所数は3つ増加の107。そしてこれまた注目は稼働率。なんと前々期から更に0.5P増加して93.4%とほぼフル稼働の状態です。これも業界トップかトップクラスの高稼働率のはず。文句なし。(7)有料老人ホーム&サービス付き高齢者住宅・・・・事業所数は前々期から1つ増加の52。ホテル並みの大規模施設アクティバの売却で12億円近くが減収のはずなのに実際の減収はわずか1.9億円で売上74.9億円。入居室数もアクティバの262室が減少したはずなのにわずかに58減の1804室。そしてこれも驚くべきは入居率。前々期の73.6%も過去最高で上々なのに、前期は79.1%に上昇。文句なし。これも相談員との連携やデータ活用した地道な施策の賜物。(8)前期の新規開設拠点は・・・・①第1四半期→有料老人ホーム「マゼラン森ノ宮」と上尾にグループホーム。②第2四半期→川崎にグループホームと成城にクッキングスタジオ。③第3四半期→相模原にグリーンホーム。④第4四半期→栃木と相模原にデイサービス&ショートスティと定期巡回型訪問介護看護サービス。⑤地道な施策で文句なし。量より質を重視するとともに、稼働率からもわかるように顧客満足度の充実にも成功するというまさに介護ビジネスの成功例を実現しました。(9)拠点数・・・・前期末の拠点数は全国286拠点。全サービスの事業所数は606事業所。関東に184拠点、中部に40拠点、近畿29拠点、東北12拠点、九州8拠点、中国5拠点、北海道5拠点、四国2拠点。利益効率を重視して大都市圏中心に拠点開設していることがわかります。経営戦略の面からも大成功しているということ。しかも驚くことに拠点数は28年以前からは減少しています。しかし増収を続けています。これがいかにすごいかは言うまでもありません。質が向上して増収を続けているということですから。(10)感想→(1)~(9)までをお読みいただければ文句なしの介護事業。しかも売上451億円に対して営業益は41.1億円と営業利益率は9%です(業界ナンバーワンかトップクラスの利益率のはず)。今期もこのビジネスモデルを継続して高稼働高収益を実現するはず。ならば、会社の今期介護事業の売上466億円、営業益43.7億円(最高益)の達成は確実視して良いはず。しかも、前期も下期から利益率が上昇していることを見ると、営業利益率が更に上昇して10%近くに向上した可能性もあります。下期あたりには介護事業の上方修正発表を目にするか、第2四半期で目にすることになれると予想します。次は、飲食事業で、その次には成長拡大への取り組みを紹介する予定です。連続陽線を確認すればすぐさま迷わず強気買いを再開する準備を。5/25(財務内容/介護サービス業界ナンバーワンの高収益企業であるとともにナンバーワンの好財務企業とも・今後株主還元策に期待大)5/23(5/30説明会・最高益決算おさらい・経営成績の概況・セグメント状況/介護&飲食等&感想・今後の見通し・上方修正期待すでに大)5/15(連続最高益更新の前期と今期予想・介護事業は業界ナンバーの高収益・今期営業益最低30億円を予想・第1四半期はスタートダッシュの可能性大・目標修正)4/27(深押しで目標微修正)4/17(ユニマットキャラバン通期フル寄与で今期予想は増収増益発表の可能性大)2/21(介護関連のウチヤマHDはレシオ18倍強に対し同社は7.8倍)2/13(文句なし第3四半期・上方修正必至・概況・セグメント状況・来期EPS230円想定し目標修正)1/30(日経平均下落に逆行高の条件満載)1/9(ユニマットキャラバンのコーヒー豆販売&レストラン&カフェ&スイーツの4事業を紹介)1/6(ツクイが介護サービス利用者拡大中ならば同社も・ツクイ並のアナリスト評価なら同社は5000~6000円)12/17(来期は買収したレストラン事業フル寄与で3000円台での活躍期待・業界レシオ15~16倍に対し同社表面レシオ8倍)12/9(介護サービス企業好決算発表・慎重な姿勢には2300~2400円から)12/5(第2四半期資料続編/雇用環境改善への取り組み/IoTやAIなど最先端技術取り込み先進的介護システムと介護環境を創造する企業に変身)コメント検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①2050~2100円(レシオ10倍・17年高値2048円更新)②2300円(レシオ11倍)③2500円(レシオ12倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2500~2550円(今期EPS255円予想しレシオ10倍)②2800円(今期EPS255円予想しレシオ11倍)③3000~3050円(今期EPS255円予想しレシオ12倍)】。第1四半期上方修正期待浮上確認で再設定します。SP。