7419 ノジマ(東1) 2744円 -37円

 

7419 ノジマ(東1) 2744円 -37円

買い推奨を再開します。3月通期は売上16%増5018億円、営業益12%増170億円、経常15%増179億円、EBITDA25%増304億円、純益34%増136億円、一株純益275円で着地。相次ぐ大型買収戦略を展開したものの、思わぬコスト増で買収戦略がうまく行かないのではと心配しましたが、この前期の数字を見る限りにおいては杞憂のように思いました。ゆえに、買い推奨を再開します。前期の経営成績の概況は・・・・同社もモットーとして、『デジタル一番星」『お客様満足度ナンバーワン』を掲げ、「選びやすい売り場構成」「お客様に沿った接客」など地道な施策に取り組んだとコメント。デジタル家電専門店運営事業は、社員の勉強会や研修を行ったりしてサービスの充実に努めたと。キャリアショップ運営事業も同じく社員教育などに注力してまた生産性の向上にも努めたと。不採算店舗の閉鎖なども順次進めて、デジタル家電専門店は162店舗で通信専門店と合わせて196店舗。キャリアショップは663店舗。次は大事なセグメント状況を・・・・①デジタル家電専門店→PC販売は低調ながら、白物家電やエアコンなど総じて堅調。売上7%増1990億円、セグメント益5%増108億円。のれん償却前セグメント益は5%増108億円。文句なし。しかも高収益です。テラプローブやユニマットRC同様に、この業界トップクラスの高収益こそ大いに評価すべきでしょう。②キャリアショップ→ITXの大型買収を実行して、収益性の向上など地道に取り組んでいるものの、会社のコメント通り、まだ道半ば。しかし、継続的構造改革努力でコスト削減と効率改善に成功しつつあり、売上は前期比並ながら、セグメント益は22%増の61.6億円でのれん償却前セグメント益も10%増の120億円。順調に構造改革が進捗していました。③インターネット事業→フレッツ光の卸サービス「ニフティ光」を販売。これも買収した事業。売上は500億円、セグメント益8億円、のれん償却前セグメント益32億円。まだまだ低水準ですが赤字でないので合格点を付与します。私が心配したのはこのセグメントでした。赤字になるのではと・・・。その心配が杞憂。継続的構造改革を今期も進めて、徐々に採算性を向上させることに成功すると予想します。今通期の予想は売上5156億円、営業益5%増179億円、経常5%増190億円、EBITDA0%増306億円、純益2%増140億円、一株純益280円と発表。達成可能なリアルな目標数字と判断します。ちなみに4期連続最高益更新の予想です。まず打診買い。5/23高値2882円からの調整の下値は25日線2690円と75日線2600円レンジと考え、2700円割れで強気買い。また今週寄り値2849円以上の2850円以上で引けても強気買いとします。目標株価Ⅰ【短期目標①3050~3100円(年初高値3025円更新・レシオ11倍)②3300~3350円(レシオ12倍)③3600円(レシオ13倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①3600~3700円(レシオ13倍)】とします。SP。次は資料等を確認して紹介します。