6627 テラプローブ(マザーズ) 1663円 +23円

6627 テラプローブ(マザーズ) 1663円 +23円

第1四半期の資料を開示しましたが、大半はすでに私が述べた内容でした。この資料で注目点を再度おさらいするとすれば、設備投資と減価償却の項目ではと思います。同社もダイトーケミックスに負けず劣らずの身の丈以上の大規模設備投資を行っています。16年3月期に55億円程度だった設備投資を、成長に賭けて17年3月期に121億円、17年12月期に139億円を投じています。更に注目はこの投じている先。国内は前期も前々期も30億円未満で、大半を台湾での最新鋭の工場建設や設備導入に充てています。これは台湾の半導体関連企業からの受注に応えるためです。また今期も1~3月期に42億円も設備投資に投じています。今期も設備投資を継続している理由を会社は「好調な台湾でのテスト受託に対応して設備投資を継続」とコメントしていました。減価償却は前期も前々期も54億円。今期もほぼ同程度でしょう。このように大規模設備を行う背景は半導体需要が旺盛だから。それは、同社の取引先でもあった米国マイクロン社の説明会でも明らか。マイクロン社は説明会で今期も半導体需要は旺盛と解説して株価が急伸していました。更にはアドバンテスト。先の説明会で同社はとても強気の中期経営計画を発表。前期営業利益率12%を10年後に2倍の22%に引き上げると発表。このアドバンテストは半導体テスターで世界の2強の一角。アドバンテストは世界で高機能半導体のテスターニーズが高まっているためにこのような強気の目標を打ち出せたともっぱら。同社はテスト受託企業。テスターの需要増は間接的に半導体テスト受託の増加も念頭に入れても良いはずです。また、同社の設備投資や減価償却費用もダイトーケミックスと同じです。つまりいつかはこの大規模設備が終了して減価償却費用が急減する時がやって来るという点です。ではそれはいつか?多分今期中にそのピークが終わると予想しています。秋以降に減価償却費用などがピークを通過し始めると考えています。この予想が正しなら、ただでさえ驚異的な同社の営業利益率は下期から更にその驚異度を高めて、サプライズ決算に向けた動きになると予想します。これはダイトーケミックスも同じように予想しています。ちなみにその設備投資や減価償却費用のピークが通過するという理由の一つは、すでに6月に広島事業所の移転を完了して夏に九州での新拠点の稼働が予定されていることと、大規模設備の最大案件だった台湾のテラパワー工場新棟がいよいよこの5月に稼働を開始するからです。夏までに大規模設備のピークを通過できるはず。ゆえに下期から業績(利益)拡大を予想します。週明けは打診買い。昨日の高値1690円をザラバで抜くか、1680円以上で引け切るかすれば強気買い。押せば押したで強気買いですが、買い残が減少をはじめていますから(先週65万株の買い残は今週で60万株を割り込んだかもしれません)上値の売り圧力が更に小さくなったかもしれません。ならば上に向かうが有力かもしれません。一応1550円前後を引き続き喜々として強気買いとしておきます。5/24(驚異的高収益・第1四半期おさらい/経営成績に関する説明&セグメント状況&財務)5/23(目標修正)5/22(目標修正)5/18(目標修正)5/15(会社予想から上振れて着地第1四半期・すでに上方修正期待浮上の第2四半期予想・第2四半期営業益14~15億円予想し純益30億円前後の可能性・セグメント状況・目標修正)5/5(広島事業所の譲渡価格3.7億円と発表・特益計上へ)4/26(台湾半導体企業大攻勢・目標修正)4/20(MSセキュリティ保護マイコン開発し台湾企業製造でテスト工程受託市場拡大継続可能性大・テスト工程受託分野で親とともに世界的企業に成長も)4/17(一応ほぼ抵抗線払い切り・第1四半期発表は期待を予想)4/5(台湾や中国で最先端半導体向けの大規模設備投資続々で同社のテスト工程受託事業拡大の可能性)3/29(企業価値向上に向けて意欲感じる人事発表・パワーテック秋田を今後吸収する可能性も)3/28(自動運転支援システム普及は予定通り・半導体需要も拡大継続)3/27(ルネサス台湾へ製造委託などから同社のテスト工程受注拡大の可能性大・タイムスケジュールおさらい)3/26(目標微修正)3/19(予想の表面上レシオは4倍でPBR0.5倍)3/17(マイクロン社CEOインタビュー記事)3/12(今月中に台湾新工場完成・顔認証モジュール展開注目)3/7(東芝の次世代半導体に見られるように半導体テスト工程受託市場はまだまだ拡大イコール同社の業績も拡大へ)2/27(広島事業所譲渡5月/8月九州事業所拡張工事/3月台湾工場完成・特益計上で純益は30億円前後に拡大との憶測・3/29株主総会に向けて注目・目標修正)2/23(貸借対照表の改善・人事・台湾企業とのシナジー追及へ・セグメント状況とバランスシートの復習・第1四半期の営業益10億円に届く可能性浮上・強靭な財務内容・目標微修正)2/19(文句なし12月通期・文句なしの第1四半期予想・概況・セグメント状況・今期営業益経常は30~32億円の可能性で11年3月期に続く過去2番目の高利益予想・一株純資産2426円・正味EPS160円予想し目標修正)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1800~1850円(今期正味EPS175円予想しレシオ10倍強・13年高値1848円)②2050~2100円(今期正味EPS175円予想しレシオ12倍)③2250~2300円(今期正味EPS175円予想しレシオ13倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2300円(今期正味EPS175円予想しレシオ13倍)②2400~2500円(今期正味EPS175円予想しレシオ14倍・一株純資産2416円)】。特益計上発表や第3四半期確認後に再設定します。SP。