6250 やまびこ(東1) 1485円 +17円
第1四半期は売上298億円(前期309億円)、営業益23.3億円(前期24.5億円)、経常15.9億円(前期26.5億円)、純益12.5億円(前期21.2億円)、一株純益30円で着地。営業益は前期並みですが、経常以下は減益。ただ、決算期の変更もあり一概には比較できませんが。この着地で行くと、第2四半期予想の売上650億円、営業益54億円、経常51億円、純益39億円、一株純益94円に対して未達(下方修正)の可能性も考える必要が出て来ます。しかし仮に未達でも多分わずかで済むと予想。理由は売掛金です。前期の238億円に対し、今第1四半期では305億円に拡大して着地。ゆえに4~5月で挽回して第2四半期を終えることはできると思われます。また経常以下の減益は為替差損の発生のため。差損は7.5億円。差損がない23億円ということになります。通期は売上1200億円、営業益73億円、経常70億円、純益52億円、一株純益125円です。つまり利益の大半が上期に集中する特殊性(農作業の繁忙期だから)があります。仮に上期に下方となっても下期でわずかに挽回して、ほぼ会社の想定通りで着地できると予想します。第1四半期のセグメント状況・・・・①小型屋外作業機→国内は天候不順でチェーンソーなど振るわず減収。海外は北米で新製品が伸長したものの円高換算で減収。欧州も同じく数量は伸びたものの円高で減収。売上2%減206億円。②農業用管理機械→国内は大型防除機は減少したものの他の製品が好調で増収。海外は、北米低調でも中国市場向け好調で増収。売上6%増51億円。③一般産業用機械→国内外ともに総じて堅調で増収。売上12%増34億円。④感想→受注は意外に健闘しています。この状況から考えると、同社の業績(利益)を左右する最大かつ唯一のものは多分為替。円安ならが好調と判断して良いと思います。ならば、この第2四半期での円安方向で、第2四半期は意外に健闘して着地し、第2四半期予想に近い数字で着地できるかもしれません。最後のレーティング情報を。パンチ工業同様にいちよし証券が同じようなレーティングを設定して公表。最上位『A』を継続するものの目標株価を2200円から2100円に引き下げていました。株価はいまだにど底値。打診買い。新規もナンピンも本格買いは200日線回復の1550円回復からゆっくりと開始とし、25週線1621円を回復して引け切れば完全に強気買い再開とします。3/9(12月通期資料解説/やまびこの強み/世界的ネットワークや充実したサービス体制及び世界的シェアの製品群・グローバル拠点など)2/23(上々の通期と今期予想・概況・会社コメント紹介・目標修正・第1四半期スタートダッシュの可能性も)12/8(目標修正)12/7(インパクト不足ながらも上々の第2四半期・概況・第2四半期資料/総括&今期の見通し&中期経営計画推移・目標修正)6/21(資料と中期経営計画/前期総括&今期の決算期変更&今期予想)6/20(穀物市況上昇)6/8(いちよし証券目標株価1900円・今期決算予想と概況・中期経営計画・目標再設定)4/4(買い場到来・今期EPS120円くらいか・買い推奨再開で目標再設定)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1850~1900円(レシオ15倍)②2000~2050円(レシオ16倍強・1月上場来高値1981円更新)③2150円(レシオ17倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2150~2250円(今期EPS130円予想しレシオ17倍)】は微修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①1650~1700円(週足完全陽転・レシオ13倍強)②1850~1900円(レシオ15倍)③2000円(レシオ16倍・1月年初高値1981円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2000円(レシオ16倍)②2100~2150円(レシオ17倍)】とします。業容拡大ないし好調を確認できてから強気に修正し直す方針とします。SP。