6638 ミマキエンジ(東1) 873円 -36円
強い上げサインを点灯させる寸前で下落に転じてしまいました。先週今週と抜くことができずいた25週線946円を一昨日抜いて954円まで上昇したものの、昨日今日の下落で台無し。来週は再挑戦。下値は13週線844円ないし75日線870円で堅いはずですから、下値は850円前後で堅いと判断して良いでしょう。明日からは850円割れと200日線917円回復の920円回復で強気買いとします。その間は方向感無しと判断して打診買い。また押し目はミニ天与ととらえて強気買いするように。前期はすでにコメントしたように上方修正で着地。売上8%増524億円、営業益33%増27.2億円、経常35%増23.5億円、純益46%増18.3億円、一株純益61円で着地。今期予想は同社も保守的。お約束ごとのように前期比並の数字を公表。売上556億円、営業益27.5億円、経常24億円、純益18.5億円、一株純益61円。しかもこれも他の保守的発表企業と同じように前期比減益の予想。つまり同社も第1四半期で上方修正期待が浮上できると予想します。今期予想の設定レートはドル円が105円、ユーロ円は128円。売掛金は前々期比7億円増の92億円。スタートダッシュするかどうかは不明ですが、間違いなく好スタートを切ることには成功すると予想します。ちなみに同社もいちよし証券がレーティング公表済み。最上位『A』を継続して目標株価は1500円から1450円に引き上げを5/16日に公表していました。(1)経営成績の概況・・・・年商1000億円を目標に据えて地道な施策を着実に実行しているとコメントし、成長の一翼を担うべく戦略的新製品を11月に販売したとコメント。UV硬化インクを搭載したプリントとカットを1台で行うことの出来るサイングラフィックス市場向けインクジェットプリンター「UCJVシリーズ」を発売開始。また1000万色以上のフルカラー造形を実現するUV硬化インクジェット方式3Dプリンタ「3DUJ-553」の販売を開始したと。同社のこの2つの製品は世界最先端の製品です。同社は商業印刷の大型プリンタ分野で世界トップクラスの企業です。そのトップクラスの同社が名実ともに圧倒的なトップになるべき市場に投入したのがこの2つの製品です。UV硬化インクを積層させることで微細造形と色彩表現を実現する世界最高レベルのプリンタとなっています。これら戦略的製品群とブランド力を武器に今期も快進撃を続けると予想します。ゆえに上方修正。このまま105~110円で為替が推移するならほぼ確実に上方修正。第1四半期で第2四半期上方修正するとともに、ついでに3月通期も上方修正するかもしれません。(2)セグメント状況・・・・①日本アジアオセアニア→売上3%増225億円。②北米・中南米→売上10%増117億円。円安で売上底上げとともに、現地通貨でも増収に成功。③欧州・中東・アフリカ→売上15%増181億円。現地通貨ベースでも増収に成功。④感想→ほぼすべての地域で好調を実現していました。文句なし合格点。4/12(買い推奨開始・前期を上方修正・目標設定)。目標株価Ⅰ【短期目標①950~1000円(レシオ17倍・25週線回復・週足完全陽転)②1120~1150円(レシオ20倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1150~1200円(今期EPS60円予想しレシオ20倍・1月年初高値1288円)】は修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①930~950円(レシオ15倍・25週線)②1050~1100円(レシオ17倍強)③1200円(レシオ20倍・1月年初1288円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1200~1300円(今期EPS65円予想しレシオ20倍・1月高値1288円)】とします。SP。次回は資料解説などをコメントします。