4298 プロトコーポ（ＪＱ） 1537円 ＋2円
今週高値1572円を抜くと75日線1619円及び200日線1700円回復に向かう動きとなれます。本格買いは1572円を抜いてから開始する予定で。今日は通期決算資料を。（1）業績・・・・売上は物品販売も好調で前期比53億円増の621億円。計画からは残念ながら5億円の未達。営業益は物品販売や関連子会社の構造改革が進展して前期比8.7億円増の36.7億円。計画比は0.2億円の未達だからほぼ計画通りに着地。経常は前期比8.5億円増の37.3億円、純益はタイヤ館ベストののれんを一気に減損処理し11.9億円の費用を計上したために、前期比9.8億円の減益で5.1億円。しかし減損ないなら17億円だっということ（前々期は15億円）。（2）自動車関連事業・・・・①中古車関連→グーネットの取引社数は前期比1200社増の13811社に拡大。計画は14000社ゆえに189社の未達ながら、中古車販売店市場の総数33267社から見ると市場シェアはなんと41.5％と圧倒的。小規模の中古車販売店を中心に取引先拡大に成功。また紙媒体コスト削減して全国6エリアで刊行回数を半減。ＭＧカレンダー投入し、グーネット活用した来店予約や試乗予約機能を投入して効率化を進めたとのこと。②整備関連→有料の自動車整備工場数（グーピット取引工場数）は前期比1053工場増加し2868工場。計画からは132工場未達ながらも文句なし。無料工場数は7933工場。グーピット自動車整備工場数は市場全体の11.7％のシェア。順調に市場規模を拡大中です。③新車関連→同社が開発した新車販売のソリューション（データライン セールスガイド）の新車販売店ディーラーへの導入拠点数は前期比906拠点増の4841拠点。計画を341拠点オーバーして会社の想定以上の導入状況。全国14861拠点のうち市場シェア32.6％と文句なし。自動車メーカー自身が販売ツールとして同社のこのソリューションを推奨等してくれていることに加え、人員増強もきょてん数の拡大に貢献。文句なし。④物品販売→同社が開発した物品販売のＥＣソリューションであるモーターゲートショッピングの稼働率はアクティブ率が11.5％。前期比で1.7Ｐ上昇して順調に拡大中。このソリューションを通じての商品の売買高は前期比で2.2倍に急拡大。文句なし。⑤グーピット取引工場拡大→有料工場数が前期から急拡大を開始。これはグーピットのＵＵが堅調であることと営業手法を改善したため。これだと今期は更に拡大が必至。⑥グーピットコンテンツ拡充→整備工場関連の作業実績の投稿などを充実させてグーピット整備工場の顧客の信頼度向上やブランドを進め、稼働率の上昇と加盟店数の増加につなげている。この戦略は順調。⑦整備領域→楽天車検と連携強化してグー車検の納車台数は前年同四半期約5倍に急増。またアマゾンとの連携強化でグーピットタイヤ取付サービスの納車台数は前年同四半期5.7倍に急増。整備領域の中核サービスに順調に成長しているとともに、送客事業を構築中とコメントしています。（3）感想・・・・主力の自動車関連事業の内容は、強気の予想だったために計画に未達の部分はあったものの、戦略とその遂行度、その成果といずれをとっても満点の内容です。この内容なら今期予想の売上623億円、営業益11％増41億円、経常10％増41.2億円、純益5.2倍の27億円、一株純益134円の達成は確実視して良いはずです。ボトム離脱や上げサイン点灯すれば心おきなく強気買いできる内容でした。その点灯待ちです。今は。次は、中期経営計画などについて解説コメントします。5/22（決算解説/前期経営成績・セグメント/自動車関連情報＆生活関連情報＆不動産等＆感想）5/11（なんとか合格点の通期決算・業態大転換とコスト構造変革に一定の成果確認・概況・目標修正）4/19（楽天とアマゾンとＥコマース分野で協業構築・リアルとネットの融合戦略拡充中）4/3（今期予想は中期経営計画数値目標ほどではないにしても強気予想を発表予想・目標修正）3/24（減損処理で下方修正・減損で財務は筋肉質・不採算一掃で今後収益好転の可能性）3/8（第2四半期の決算説明会での質疑応答に関して紹介・中期経営計画の来期数値目標は売上767億円、営業益68.5億円、純益46.2億円で一株純益は230円）3/3（第3四半期資料解説/連結業績＆セグメント内容＆自動車関連事業の状況＆事業戦略の内容と進捗・文句なしの事業戦略と進捗）3/2（ネクステージが1500円評価なら同社もそれに比する評価であるべき）2/21（中古車販売情報の集約企業・グーネット＆ＩＤ車両などの同社の強みを紹介）2/8（メディシスとフォーバルの独創的ビジネスモデルをかけたようなビジネスモデル）2/7（この中勢波はエクステンションで2500円以上に）2/2（文句なしの第3四半期・概況・セグメント状況と着実な施策・上方修正期待浮上・来期の業績拡大で最高益更新必至と予想・目標修正）検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1650～1750円（レシオ13倍・週足陽転・50週線回復）②1850～1900円（2月年初1861円更新・レシオ14倍）③2000～2100円（レシオ15倍強）】～ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2100～2200円（レシオ16倍強）②2400円（レシオ18倍）③2600～2700円（レシオ20倍）】。ＳＰ。