4366 ダイトーケミックス(東2) 636円 -5円

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上方修正したとは言え長大もまだ減益の予想です。同じ減益予想でありながら長大が買われて同社が沈みぱなしと言うのはどうしても解せません。長大が上がるなら同社株として上昇してもおかしくないはず。減益の予想でもレシオは9倍でPBRは0.6倍なのですから。ただ、今日の長大のような反応と上げが第1四半期発表で生じると期待しています。第1四半期発表でまだ減益予想のままかもしれませんが、その減益幅を縮めることを確実視することができて、それをきっかけにして急伸し始めると予想します。動きもないのに資料の解説を急いでもしょうがないものの、折角ですからついでに。(1)30年3月期業績概要・・・・売上は医薬中間体は28年3月期をピークに大きく減少しているものん、感光性材料や印刷材料、写真材料や記録材料は逆に28年3月期以降増加の一途。また環境関連事業も安定的に推移。売上は27年3月期92億円、28年3月期97億円、29年3月期119億円、30年3月期125億円と順調に売上増加を実現。総利益も27年3月期以降、11.4億円→13.3億円→20.8億円→21.3億円と順調に拡大中。営業益も同様に、3.9億円→5.1億円→11.5億円→11.4億円と順調に拡大。文句のつけようもない成長ぶりです。(2)31年3月期業績予想・・・・前期までの文句なしの成長ぶりに対して、今期予想は売上こそ130億円と増収継続ながら総利益を前期の21億円から20億円の低下を見込み、営業益は11.4億円から8億円の低下を見込んでいます。減益予想の最大の理由はすでに申し上げたように、今期は前期以上の設備投資と研究開発費用を投じるためにコスト先行と減価償却費用の増加となるために、稼いでも稼いでもこの費用等で減益を余儀なくされることになるというものです。しかしです。前期末の時点の同社の次期(前期)の業績予想を見ると、売上はやはり増収予想の120億円で、総利益は4億円減の16億円、そして営業益は11.5億円から大幅減の6.5億円の予想としています。これを見るにつけて、大幅減益の予想を発表するのは、同社の癖というより慣例に近いと思います。ならばその後に上方修正することも同じく慣例です。更に絵に描いたように同じ営業益予想。上期を前期の6.2億円から2.5億円に大幅減益の予想で、下期を前期の5.3億円から4.0億円に減益の予想。今期も上期3億円で下期5億円の予想です。それで前期はどうなったかというと2回の上方修正を発表しました。今回も同じく2回の上方修正を発表することでしょう。前回同様に第2四半期で上方修正をまず発表すると思います。発表して前期比並かわずかに減益の上方修正になるとも予想。最終的に前期比増益に今回こそ上方修正することになると予想します。また今期で大規模設備投資は3年目になります。3年で投じた費用(投じる費用)は34億円近くに上ります。売上規模が110~130億円の会社にもかかわらずです。今期で設備投資のピークが通過するはずです。来期以降は先行費用の減少と減価償却費用の急減を受けて、営業益以下が激増するサプライズ決算となり利益の急拡大期入りになるとも予想しています。先のことながらこの予想を頭の片隅に留め置いてください。動く気配もないから、ここはほんの打診買い程度でお茶を濁すか様子見。680円以上で引けるか、700円回復するかで新規もナンピンも本格買い開始とします。5月高値725円を抜けば一株純資産の1000円に向けて上昇開始と考え強気買いとします。まだ先ですが。ちなみに前々期末21億円の売掛金は27億円で期末を終えているから、第1四半期発表は増益(前期は4.6億円と絶好調)着地は無理かもしれませんが、強い上方修正の可能浮上で着地通過すると予想します。ちなみにもし前期比増益で第1四半期を終えるならサプライズとなり急伸し始める可能性も。その可能性も3割強くらいはあるかもしれません。5/11(本来なら大幅な最高益更新のはず・米百俵の経営姿勢)5/10(上々の前期と減益予想の今期予想・過去最高水準の設備投資と研究開発費用・目標修正)4/19(東京応化IRから/画期的ナノ粒子材料の開発製造に同社成功するかも)4/18(微細化技術で東京応化とともに堅調な需要を)3/31(特損計上しても通期予想の変更なしゆえ通期予想達成を確実視)3/26(超微細化フォトレジスト世界トップ東京応化に原料供給ゆえ・深押しで目標微修正)3/15(堅実な経営姿勢等を如実に物語るCSRレポート)2/17(東京応化の半導体微細化レジスト技術を支える企業は同社・同社の感光性材料の幅広い用途紹介)2/16(感光性材料の東洋合成好決算発表・半導体レジストのトップ企業で同社顧客の東京応化好決算発表)2/8(微細化半導体レジスト関連で画期的材料発表で大化けの可能性も)2/2(ゼロックス買収の富士フィルムは同社の大株主・微細化半導体フォトレジストの東京応化を下支えしている企業は同社のはず・東京応化は第2位株主)1/31(減益でもサプライズと判断できる第3四半期・概況・2度目の上方修正・増益転換に上方修正期待大・売掛金や仕掛品大幅増加・自己株償却・実質無借金・期末で株主還元策可能性・目標修正)1/20(減益幅縮小し通期で増益転換予想・売上の10%以上を研究開発設備投資に投じる研究開発型企業体)12/22(同社価値は多数研究者社員が蓄積した膨大な研究技術等でレシオ20倍の評価可能)12/20(ナノ粒子分散機技術確立しフィルム材料・インキ材料・液晶パネル材料・太陽電池・二次電池などの微粒子化貢献)12/12(上方修正内包しレシオ7.4倍&PBRは0.8倍・来期以降業績は急拡大予想・正味一株純益は75円×レシオ20倍で1500円・目標再設定)12/5(ファインケミカル市場好調・半導体液晶電子部品関連調整最終局面かも・正味業績好調のはず)11/20(テクニカル解説・減益予想は将来成長のための先行投資のため・新技術&新製品開発を最重要視した企業運営を行う稀有な会社・レシオ20倍評価の1800~2000円に向け上昇しても不思議なし)10/31(資料解説/今期計画等から・稀有な研究開発特化型企業であることこそ大いなる魅力)10/26(成長を確実にするために研究開発や大規模設備投資に経営資源集中)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①750~770円(レシオ11倍)②830~850円(レシオ12倍・18年高値819円)③900~920円(レシオ13倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①920~930円(レシオ13倍強)②1000~1050円(一株純資産約1000円・レシオ15倍)】。第1四半期を確認後に強気目標に修正する予定です。SP。