2162 nms(JQ) 751円 +28円
今日の動きから今後のシナリオを予想してみると、800~700円で下値の持ち合いを形成して、新株予約権割当開始となる6/4以降に、早々に転換促進相場(上げ相場)が始まる可能性を考えます。本来なら新株予約権発行の際には、Tスマートやミタチ産業、鈴木が好例で転換行使のピークが通過しないと上げて来ないのが普通です。しかし、同社の場合は変則的新株予約権発行(自社株活用の)で先週申し上げたように変則的第三者割当増資と判断しても良い新株予約権発行スキーム。しかも新株発行がなく発行株の総数に変化もないから、希薄化そのものがありません。この点をよくよく考え、この成長資金確保からの成長期待を早々と織り込み始める上げ相場が6/4以降から始まるのかもしれないと考えます。また、同社はわざわざ、今回の新株予約権発行スキームに対しIRを公表(18日に)。この新株予約権発行スキームの大きな特徴は①転換行使の際の交付株はすべて保有する自己株を活用、②行使許可を行うかどうかは同社自身が裁量判断すること、③第9回と第10回の新株予約権に関しては行使価格を一定以上上回ると行使価格を上方に修正して資金調達額を増額することが可能、というとてユニークな新株予約権発行スキームです。我々にとって最良のシナリオは③のスキームが適用されることです。この第9回新株予約権の当初行使価格は920円で、第10回の当初行使価格は1100円です。この第9回と第10回の行使価格を上回り始めて、行使価格の引き上げをもし会社が発表すると、株価はサプライズを起こして急速に転換促進の相場(回転相場)を開始して大きく上昇することになります。そしてその上昇は当然ながら青空相場。第10回の転換行使価格は上場来1115円に並ぶ数字ですから。6月から転換行使相場がをスタートするシナリオを今は有力と予想して、今月は引き続き700円接近する場面をコツコツと買い場探し。6月に入り第8回新株予約権の行使価格(今は766円ですが6月の割当後に自動修正されるはずですから)を上回り始めてくれば、転換促進開始したと考え、新規もナンピンもゆっくりと本格買い開始する方針とします。5/18(第三者割当増資に近い新株予約権)5/17(自己株活用の新株予約権発行し成長原資確保へ・前期ハイライト紹介/①~⑤・セグメント状況と感想)5/14(想定外の地味な今期予想・地に足を付けた中期経営計画公表・第2の創業期との位置づけ・20年度数値目標売上1000億円EBITDA45億円と意欲的目標・目標修正)5/9(外国人技能実習生事業でインドネシア進出)5/7(物流・テクニカルを融合した事業開始)5/5(加賀電子EMS事業好調・アウトソーシング好決算発表)4/20(4月増加の買い残は900円まで満遍なく滞留・900円まではじりじりと這う反転を予想)4/3(省力化事業参入・人材+EMS+省力化融合した新ソリューション構築し他社と差別化へ)3/31(EMS事業好調の可能性・東証1部昇格を狙うと予想)3/28(強気の業績予想発表の可能性大ゆえ決算発表警戒無用)3/27(レシオはワールドHD下回る13倍・目標修正)3/22(人材関連株買いの第2幕開幕の主役ないしスター株候補)3/4(米国でのEMS事業開始の可能性も)3/1(人材サービスで中国広東省恵州・広州に新拠点開設)2/26(株式2分割終了で目標修正)2/24(EMS事業ベトナムに進出)2/21(目標修正)2/20(第3四半期資料の解説/トピックス&業績ハイライト&セグメント別ハイライト&HS事業&EMS事業&PS事業&通期決算予想&感想・来期は16年3月期営業益19.4億円更新へ)2/15(セグメント状況解説/HS事業&EMS事業&PS事業)2/13(文句なし第3四半期・3月通期上方修正発表・概況・増配・目標修正)2/6(目標修正)1/15(日経新聞の記事紹介・目標微修正)12/11(2200~2400円で売り場探しに変更・目標修正)12/1(2000円から売り場探し・目標修正)11/28(目標修正)11/27(1900~2000円で慎重な投資姿勢に転換を・目標修正・押せば強気買い)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①950~970円(レシオ15倍)②1050~1100円(レシオ17倍・17年上場来1115円)③1200~1250円(レシオ20倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1250~1300円(今期EPS70円予想しレシオ18倍)②1400円(今期EPS70円予想しレシオ20倍)】。四半期を確認しながら最大目標を徐々に引き上げて行く予定。SP。