4022 ラサ工業(東1) 2614円 +58円

4022 ラサ工業(東1) 2614円 +58円

買い推奨開始。同社の前期は売上17%増274億円、営業益75%増28.4億円、経常2倍の27.1億円、純益30%増の22.5億円、一株純益283円で着地。今期予想は売上16%増320億円、営業益1%減28億円、経常3%増28億円、純益2%増23億円、一株純益290円と発表。前期は最高益です。そして定石のように前期からわずかに増益予想となる2期連続の最高益更新の予想を発表。ユニマットRCやnmsとともに同社株も最終的には最高益更新を更に上積みして大幅増益に転換することになるでしょう。事業別の概況を・・・・化成品→リン酸などの同社の主力製品であるリン系製品は一般品・二次製品ともに前期並みで横ばい。しかし半導体ユーザー向けに電子工業向け高純度製品の需要が拡大して、リン系製品大幅増収。水処理用などの凝集剤は低迷から一転して急回復してこれも増収。コンデンサ向け原料も増収。売上18%増194億円、セグメント益37%増19.8億円。②機械→粉砕関連機械は復興向けや廃棄物処理向けにプラントが伸長。消耗品や鋳鋼品も堅調。下水道関連の製品群は低迷。精密機械加工は新規顧客を獲得して好調。売上19%増51億円、セグメント益2.9倍の5.6億円。③電子材料→化合物半導体向け高純度無機素材は増収。タッチパネル用途の塗布剤も増収。売上17%増16億円、セグメント益3.3倍の3.7億円。④その他→石油精製用触媒好調で、賃貸事業も安定的。売上1%増12億円、セグメント益8%増7.8億円。⑤感想→セグメント内容は文句なしに満点。配当は前期同様に40円の予定。一株純資産は1635円。また売掛金は前々期比12億円増の82億円で期末通過。第1四半期は好スタート確実視。またわずかな最高益更新の予想の理由はnmsと同じです。設備投資などを行うために減価償却費用の増加を見込んでわずかな増益にしたとコメントしています。同社もnmsも減価償却費を吸収して上方修正することになるでしょう。同じ理由で減益予想のダイトーケミックスも含めてです。押し目を作ることなく、同社もこのまま1月年初来高値2768円を更新すると考え、週明けから強気で買い対応開始とします。目標株価Ⅰ【短期目標①2750~2900円(1月年初高値2768円・13年高値2810円・レシオ10倍)②3150~3200円(レシオ11倍)③3450~3500円(レシオ12倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①3500~3600円(今期EPS300円予想しレシオ12倍)】とします。業績拡大する確認すればレシオ13倍強に最大目標を引き上げる方針とします。SP。