2162 nms(JQ) 712円 -58円
新株予約権の発行を嫌気して大幅安となり年初来安値を更新してしまいました。しかし、今日の動きを見ると一部冷静な反応もあるようです。本来、新株予約権の発行を嫌気して下げる直接的な理由は希薄化です。転換により発行済み株数が増加することを嫌気します。しかし、今回の新株予約権発行スキームは発行株は増加しません。手持ちの自己株を割当先に譲渡する形です。いわば新株予約権とは言っても、変則的な第三者割当増資に近いと言えます。その点を考えて、700円前後では買いが入っています。下値は50週線705円前後と判断して、来週以降の700円を割り込んだところで、新規もナンピンも心持ち強気買いとしておきます。まだゆっくりと買い場探しするように。理由は新株予約権の割り当てが6/4だから。多分、割当完了すると急いで転換行使が行われると思います。早ければ7月から再騰するのではと予想しています。また、今回のスキームが変則的第三者割当増資に近いとなると、7月を待たずに転換行使促進のじりじりとした上げ相場が6月中にスタートする可能性もあります。もしそうなら、nms、エノモト、ミタチ産業、Tスマート、そして鈴木など、好決算発表しながら増資や新株予約権発行したために需給悪から上昇できなかった銘柄が6月になって一斉に揃い踏みで上げ始めてくれるかもしれません。新株予約権発行は目先はつらくとも成長拡大するために是非にも必要な施策です。この苦しみあればこそのちの成長やのちの大化けが実現できるのだと割り切り、しばらく辛抱しましょう。テクニカルポイントは来週の動きを見てから設定します。またその時に成長を確実にする中期経営計画の概要も合わせて紹介します。昨日のコメントを。