2162 nms(JQ) 770円 +4円

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お前もか・・・との思いです。成長資金確保のために新株引受権を発行すると発表しました。他の人材サービス関連会社も新株予約権の発行を発表した企業がいくつもあったので、同社も発行するのではと警戒していたのですが、通期で発表しなかったのでホットしていたところでした。しかし本日引け後に発表。第8回から第10回までの発行となり、潜在株(転換行使で発行する株)は216万株になるとコメント。新株予約権の発行はTスマートやミタチ産業などと同じように、今後の高い成長を実現するために是非にも必要と思われる施策ゆえに辛抱することが肝要ではあるはずです。しかも、公募増資のエノモトも加えて、Tスマートやミタチ産業、そしてnmsも今期以降の業績拡大はほぼ確実と言える状況にあります。ゆえに、これら4銘柄はその新株予約権関連の売り圧力が小さくなった時点で、息の長い上げを開始すると予想しています。その開始を待つのが難儀ということです。ただしです。他の会社の新株予約権の発行スキームと同社の発行スキームが少し違うのは、新株予約権が転換行使されて株券を交付する際には、新株の発行をするのでなく手持ちの自社株を充当するとコメントしています。ですから、新株の増加はありません。また手持ちの自己株は444万株ありますから、216万株を充当してもまだ200万株以上残る計算になります。このようなスキームで新株予約権の発行する企業に覚えがないから、明日、この変則スキームの新株予約権の発行に対して市場がどう反応するか不明です。もし新株予約権の発行を嫌気するなら、Tスマート、ミタチ産業の時と同じで下限行使537円に接近する下げを600円前後に向けて行う可能性もあります。しかし、新株の発行も全く無いことから、別段大きな反応を見せることもないかもしれません。いずれとなるかは明日の市場の反応で判断してコメントします。新株発行(希薄化)無しを前向きにとらえて大きな下げも無いようなら、引き続き800円回復で強気買い再開する予定のままでいてください。明日動きを見てコメントします。