4249 森六(東1) 3150円 +25円

4249 森六(東1) 3150円 +25円

前期は4月末に上方修正済みです。売上7%増1821億円、営業益48%増94億円、経常54%増92億円、純益6.6倍の68億円、一株純益446円。文句なしです。一株純資産は当然のことながら3952円に拡大。配当は前期同様に90円の予定。注目の今期予想は売上1%減1800億円、営業益7%減87億円、経常10%減83億円、純益11%減60億円、一株純益362円と発表。減益の予想です。なれど前期があまりに良すぎたのでわずかに減益予想は致し方ないでしょう。それに子会社の四国化工が高機能多層フィルムなど新工場を建設します。すでに4月から工事着工しているから、大規模設備投資のダイトーケミックスと同じように、コスト先行を考慮して減益予想を打ち出すのは致し方ないと考えます。しかし、同社もダイトーケミックスも第1四半期か第2四半期あたりからは上方修正期待と増益転換期待が浮上できると考えます。前期のセグメント状況は・・・・・①樹脂加工製品事業→中国やタイのみならず国内でも新車の販売が好調ゆえに、自動車用樹脂成形部品の受注販売が好調。米国でも主要顧客からの受注が回復傾向にはあるものの、まだ新機種量産化体制構築の費用が先行。メキシコ工場は量産化を開始し、中国武漢は第2工場が完成し稼働を開始。売上9%増1149億円、営業益56%増80.7億円。②ケミカル事業→日系自動車メーカー向けに樹脂原料の販売増加。タイでも同様に増加。付加価値高機能性医療用フィルムの新工場を建設するために減損処理を実施。それでも売上3%増671億円、営業益21%増13.8億円。③感想→この分だと第2四半期を待たずに第1四半期で上方修正期待が浮上する可能性を大。工場建設の費用を吸収して増益基調を維持できるほどの絶好調の売上状況と判断します。売掛金も前々期比30億円増の364億円で期末を通過。第1四半期は好スタートに成功するとも予想します。ここは微妙。増益予想なら昨日の高値3180円を抜き12月上場来3450円を更新して来ると断じることができたものの、微妙な今期予想ゆえに、まだ打診買い。押せば押したで3000円前後を強気買いとし、昨日の3180円を抜けば上場来トライと考え、迷わず強気買い開始とします。4/27(目標修正)4/26(前期上方修正・目標修正)3/26(金融株や商社株の時代がまた)3/16(高機能性フィルム生産能力増強設備投資)3/13(森六ケミカルズについて/製販一体のグローバル化学商社)2/21(森六テクノロジー)2/15(推奨開始・第3四半期・概況・セグメント状況・目標設定)。目標株価Ⅰ【短期目標①3400~3500円(レシオ8倍・17年上場来3450円)②3900~4000円(レシオ9倍強)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①4000~4300円(一株純資産・レシオ10倍)②4700~4800円(レシオ11倍)③5200円(レシオ12倍)】は修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①3250~3300円(レシオ9倍)②3600~3650円(レシオ10倍・上場来345円更新)③3950~4000円(レシオ11倍・一株純資産約4000円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①4000円(今期EPS400円予想しレシオ10倍)②4400円(今期EPS400円予想しレシオ11倍)③4800円(今期EPS400円予想しレシオ12倍)】とします。上方修正を確認し最大目標の引き上げを行う方針とします。前期並みのEPS450円ならレシオ12倍で5400円前後に引き上げることになります。参考まで。SP。