6627 テラプローブ(マザーズ) 1388円 -13円
上々の第1四半期で着地できたと考えて良いでしょう。第1四半期は会社予想から上振れて着地。売上62→63億円、営業益8.3→8.8億円(前期5.9億円)、経常7.8→8.2億円(前期5.8億円)、純益1.1→1.5億円(前期0.9億円)、一株純益11円→17円で着地しました。文句なし。もちろん注目は今期の予想ですが、同社は次の四半期予想の発表しかしないために注目は第2四半期予想となります。その第2四半期予想を売上118億円、営業益13.7億円、経常12.7億円、純益8.6億円、一株純益92円予想と発表しました。前期の第2四半期は決算期の変更で比較対象できないものの、前期の4~6月期の営業益は6億円、経常6億円、純益1.3億円ですから、四半期比較では減益となるのかもしれません。しかし、多分、この第2四半期は保守的な予想と考えていますから、第2四半期の4~6月は前期並みの6億円以上か、第1四半期並の8億円前後の営業益経常を稼ぎ出すことができると予想します。つまり上方修正する可能性を大と予想します。またその可能性を大とする理由のひとつは売掛金です。前期の3月末には売掛金58億円でした。今3月末では60億円です。前期3月期末以上の売掛金ですから、前4~6月の営業益経常6億円以上の数字を今期もはじき出すことができるはずです。ゆえに第2四半期は営業益経常は14~15億円で着地するものと予想します。そして最大の注目点は純益です。第2四半期の純益は8.6億円と発表していますが、この純益には広島事業所の譲渡益3500万ドル(37億円)は含まれていないとコメントしています。依然として諸費用との算定や会計処理に時間を要しているとのこと。30億円以上の特益計上は無理かもしれませんが、20億円前後の特益を第3四半期で計上することになると考えます。すると第3四半期か、あるいは第2四半期で純益は30億円を突破するかもしれません。文句なし。第1四半期のセグメント状況も文句なしで・・・・①メモリ事業→減価償却費の減少などから売上28億円でセグメント益6.6億円。②システムLSI事業→車載向けやストレージ製品の受注好調。売上33億円でセグメント益6.3億円。③感想→売上も好調ですが注目はセグメント利益率です。ネット企業やIT企業と見紛うほどの高収益です。セグメント利益率(営業利益率)が約20%の製造業など稀有な存在と言えます。この点を考えても、第2四半期の上方修正や第3四半期以降の業績拡大を強く期待して良いと考えます。第2四半期で配当するかもしれません。一株純資産は2416円。明日はまず打診買い。サプライズ決算とまでは言えないから、それを嫌気して押すようなら1350~1300円を迷わず強気買いとし、強がるかこじっかりならこのまま追加の買い場探しを行い、5月高値1455円抜けで心おきなく強気買いに完全転換することとします。5/5(広島事業所の譲渡価格3.7億円と発表・特益計上へ)4/26(台湾半導体企業大攻勢・目標修正)4/20(MSセキュリティ保護マイコン開発し台湾企業製造でテスト工程受託市場拡大継続可能性大・テスト工程受託分野で親とともに世界的企業に成長も)4/17(一応ほぼ抵抗線払い切り・第1四半期発表は期待を予想)4/5(台湾や中国で最先端半導体向けの大規模設備投資続々で同社のテスト工程受託事業拡大の可能性)3/29(企業価値向上に向けて意欲感じる人事発表・パワーテック秋田を今後吸収する可能性も)3/28(自動運転支援システム普及は予定通り・半導体需要も拡大継続)3/27(ルネサス台湾へ製造委託などから同社のテスト工程受注拡大の可能性大・タイムスケジュールおさらい)3/26(目標微修正)3/19(予想の表面上レシオは4倍でPBR0.5倍)3/17(マイクロン社CEOインタビュー記事)3/12(今月中に台湾新工場完成・顔認証モジュール展開注目)3/7(東芝の次世代半導体に見られるように半導体テスト工程受託市場はまだまだ拡大イコール同社の業績も拡大へ)2/27(広島事業所譲渡5月/8月九州事業所拡張工事/3月台湾工場完成・特益計上で純益は30億円前後に拡大との憶測・3/29株主総会に向けて注目・目標修正)2/23(貸借対照表の改善・人事・台湾企業とのシナジー追及へ・セグメント状況とバランスシートの復習・第1四半期の営業益10億円に届く可能性浮上・強靭な財務内容・目標微修正)2/19(文句なし12月通期・文句なしの第1四半期予想・概況・セグメント状況・今期営業益経常は30~32億円の可能性で11年3月期に続く過去2番目の高利益予想・一株純資産2426円・正味EPS160円予想し目標修正)1/24(今後マザーズからの鞍替えも)1/12(台湾主要IT企業19社売上2年ぶりの過去最高で)1/5(東エレ河合社長半導体不況の心配なし・業界天気図から)12/21(台湾IT企業業績好調で同社の親も好調のはず・旺盛な半導体需要背景に会津セミコンダクター絶好調の可能性)12/6(マイクロン社から補償金9.2億円・力成のマイクロン社山形拠点の買収交渉に注目)11/24(顔認証モジュール採用期待・大規模な設備投資及び減価償却費用計上一巡で来期は利益がサプライズの拡大期待・マイクロン社と広島事業所の移転スケジュール決定ニュース発表期待と3つの期待材料)11/18(半導体製造工程で必要不可欠なテスト受託ビジネス・息の長い業績拡大の可能性大・パワーテック社買収のマイクロン社の秋田工場と同社のシナジー期待大・12月通期(第3四半期)の営業益は23~25億円か20億円台を予想・顔認証モジュール東芝デバイス社のアプリケーションと連携)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1570~1600円(今期正味EPS160円予想しレシオ10倍・17年高値1630円)②1750円(今期正味EPS160円予想しレシオ11倍)③1850~1900円(今期正味EPS160円予想しレシオ12倍・13年高値1848円更新)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1900~1950円(今期正味EPS160円予想しレシオ12倍強)②2100~2150円(今期正味EPS160円予想しレシオ13倍強)③2300~2400円(今期正味EPS160円予想しレシオ15倍・一株純資産2400円)】はこの分だと20~30億円の特益計上を除外して考える一株純益は170~200円くらいになりそうだから微修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①1600~1650円(今期正味EPS175円予想しレシオ9倍強・17年高値1630円)②1800~1850円(今期正味EPS175円予想しレシオ10倍強)③1950~2000円(今期正味EPS175円予想しレシオ11倍強)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2000~2100円(今期正味EPS175円予想しレシオ12倍)②2250~2300円(今期正味EPS175円予想しレシオ13倍)③2400~2500円(今期正味EPS175円予想しレシオ14倍・一株純資産2416円)】とします。特益計上などの第3四半期確認後に再設定する方針とします。SP。