7552 ハピネット(東1) 1570円 +2円
同社の地味ながらも合格点で3月通期を通過できたと判断して良いでしょう。前期は売上13%増1976億円、営業益30%増48億円、経常35%増47億円、純益97%増40億円、一株純益185円で着地。会社予想からわずかに上振れて着地しました。注目の今期予想は売上16%増2300億円、営業益4%増50億円、経常2%増48億円、純益20%減32億円、一株純益147円と発表。純益は税負担が重くなるから減益は致し方ありませんが、地味ながらも一応増収増益の予想を発表しました。保守的に発表したと思うので、実際にはわずかに上振れて着地して行くことができると考えます。一株純資産は1659円。配当は前期同様に40円。しかし、セグメント状況を読むと、今期文句なしの増益に上方修正しそうなことがわかります。玩具事業はビデオゲームに食われて最終的に減収減益の売上714億円、セグメント益19%減24.6億円でしたが、ビデオゲーム事業はニンテンドースイッチ関連だけでなくプレステ向けのビデオゲームも販売好調で売上40%増の631億円、セグメント益3倍の11.8億円。今期も好調を維持するでしょうし、今後、またヒット作が登場しないとも限りません。更にはカードゲームやカプセル玩具のアミューズメント事業が好調。収益性を考えての販売戦略のために売上は0%減の206億円ですが、セグメント益は31%増の16.7億円。それに加えて買収した星光堂の音楽映像卸売事業もシナジーを出し始めて、売上21%増の424億円、セグメント益2.1倍の8.8億円。この文句なしのセグメント内容から考えても、今期の営業益及び経常は会社想定を大きく超過して52~55億円レンジでは着地することができると考えます。第1四半期か上期を通過すれば上方修正期待の浮上となると考えます。とは言えいまだにボトムゆえに打診買い程度。新規もナンピンも本格買いはボトム離脱サインの点灯する1630~1650円で引け切ってからとします(13週線1580円を完全決別とする1630円以上でボトム離脱と考えます)。離脱してくればするするとか、じりじりとかわかりませんが、25週線1800円と50週線1867円回復の1800~1900円に向かうと考え、1630~1650円以上で引け始めれば本格買いと同時に強気買いも開始とします。新規もナンピンも。詳細は来週以降にゆっくりとコメントします。4/26(トレーディングカードゲームの累計出荷数2600万パック)4/24(ニンテンドーラボ上々の滑り出し)4/20(ニンテンドーラボ販売)4/18(今期予想は増収増益予想を発表の可能性を大)4/16(ブロッコリー今期増収増益の予想発表)4/6(ニュースリリース紹介)4/3(第3四半期業績を再度解説コメント・抜群のコスト管理能力・安定した売上と利益確保・今期も増収増益の可能性を大・新中期経営計画発表を想定)3/26(圧倒的シェアをもとに製販一体型企業へ)3/20(任天堂スイッチ販売好調継続・製販一体型のビジネスモデルへ変身中)3/1(買い残の振るい落とし)2/28(インバウンド需要などでアミューズメント製品群の販売好調のはず・海外に積極的に進出する可能性も)2/22(個人向け会社説明会資料紹介/同社の強み&玩具事業&映像音楽事業&ビデオゲーム事業&アミューズメント事業&物流拠点&感想・圧倒的事業体)2/8(新規買い推奨・絶好調の第3四半期・概況・セグメント・目標設定)。目標株価Ⅰ【短期目標①2000~2050円(レシオ12倍・25日線&13週線回復)②2200~2250円(レシオ13倍・17年高値2234円)③2400円(レシオ14倍・14年高値2371円更新)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2400円(レシオ14倍・今期EPS185円予想しレシオ13倍)②2600円(今期EPS185円予想しレシオ14倍)③2750~2800円(今期EPS185円予想しレシオ15倍・99年上場来2915円)】は、今期予想EPSが私の予想より低めゆえに一旦修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①1750~1850円(抵抗線集中・レシオ12倍)②2000~2050円(レシオ14倍)③2200円(レシオ15倍・1月年初高値2210円・17年高値2234円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2200~2250円(今期EPS160円予想しレシオ14倍)②2400~2500円(今期EPS160円予想しレシオ15倍・14年高値2371円更新)】とします。業績拡大を確認しながら最大目標をじりじりと99年上場来2915円に向けて引き上げて行く方針とします。SP。