6928 エノモト（東2） 1581円 －4円
文句なしで通期決算を通過してくれました。前期は会社予想から上振れて着地。売上14％増221億円、営業益35％増16.7億円、経常21％増16億円、純益33％増12.4億円、一株純益199円で着地しました。会社予想の210億円、15.5億円、15億円、10.5億円、154円から大きく上振れて着地してくれました。しかし注目は今期予想です。売上215億円、営業益17億円、経常17億円、純益13億円、一株純益191円と発表（一株純益が低下したのは公募増資を発行したから）。文句なし。18期ぶりの最高益更新となる今期予想を発表してくれました。この最高益更新予想を材料にして一株純資産2169円を回復に向かうと考えます。さすがに明日この数字で無反応ということはないとは思うもので、明日は新規もナンピンもこのまま一旦強気買いとします。ボトム離脱となる1681円を回復すれば完全に強気買いに転換して、25週線1752円を回復するれば高値更新相場再開と判断して迷わず強気で追撃買いとします。4/11（公募増資で弱気の今期予想の発表の可能性低し）4/10（水素社会貢献のセパレータ量産に期待・今期の業績も好調を予想）4/9（過度に保守的な今期予想の発表はない可能性）3/26（深押しと今期予想を保守的に発表すると仮定して目標微修正）3/19（東証１部にスピード昇格の可能性も）3/17（三井ハイテック増収予想から同社の来期も増収増益を予想）3/12（増強中の工場は年内完成稼働の可能性を予想）3/2（公募資金の活用と設備投資完了時期の解説・早めに増強を終えて夏以降収益貢献可能性）2/27（自動車電装化ＩＴ化の恩恵で車載向けリードフレーム等の需要拡大継続を予想）2/15（公募増資価格1753円以下は歴史的買い場と認識・公募資金で大規模設備投資で中期的業績拡大期に）2/8（電気自動車向けセパレータや水素自動車関連技術に注目）2/3（非の打ち所ない第3四半期・概況・セグメント状況・3月通期営業益16～17億円に更に上方修正を予想・予定通りＥＰＳ180円予想し目標修正）2/2（堅実経営でコスト管理優秀なはず）1/24（ＥＰＳ最低でも150円と仮定してもまだレシオ13倍）1/22（第2四半期は通期予想営業益経常の進捗率61％強・目標修正）12/13（公募価格1753円決定・中期的成長確実とするための増資資金の使い道）検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1850～1900円（レシオ12倍強・公募増資価格1753円抜け・最後の抵抗線）②2100～2150円（レシオ14倍・17年高値2161円）③2350～2400円（レシオ15倍）】～ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2400円（今期EPS160円予想しレシオ15倍）②2550～2600円（今期EPS160円予想しレシオ16倍）③2700～2800円（今期EPS160円予想しレシオ17倍強）】は修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①1900～1950円（週足完全陽転で最後の抵抗線・レシオ10倍）②2150～2200円（レシオ11倍強・一株純資産2169円・17年高値2161円）③2400～2450円（レシオ13倍）】～ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2450～2500円（レシオ13倍）②2650～2700円（レシオ14倍・07年高値2700円）③2900～3000円（レシオ15倍強）】とします。多分、上方修正期待が浮上すると思いますから、浮上すれば最大目標を更に引き上げる予定とします。ＳＰ。また公募増資価格1753円を完全に上回り推移し始めれば長大陽線（週足）で上げ始めると予想します。大半の沈静株の単価が1753円前後のはずですから、1800円を抜いて来るとすべての株に利が乗るために上げが加速して来るはずですから。セグメント状況は・・・・・①ＩＣ・トランジスタ用リードフレーム→自動車の電装化の追い風で関連向けに売上堅調。売上9％増78億円。②オプト用リードフレーム→自動車及び照明向けに販売単価は減少しても数量は拡大。売上2％増30億円。③コネクタ用部品→スマホ向けに好調を維持して、デジタル家電向けにも底堅く推移。売上22％増104億円。④その他→リレー用部品で売上6％増7億円。⑤感想→セグメント内容は満点です。それ以上に注目は来期の数字です。公募増資で獲得した資金で生産能力増強や工場自動化設備導入でコスト低減に取り組んでいる最中です。すでに前期で予想したように、その効果が来期を待たずに今期の後半あたりから業績寄与を見せて来ると考えます。つまり、第2四半期以降には最高益更新予想の今期予想を更に上積みする上方修正を発表すると考えます。あるいは第2四半期で上方修正を発表する可能性も。いずれにしても今期の上方修正や来期の最高益連続更新を確実視して良い状況にすでにあると考えて良いでしょう。