6916 アイオーデータ(東1) 1121円 +6円
第3四半期を発表しました。売上15%増420億円、営業益1%減21.2億円、経常3%増20.4億円、純益7%減13.9億円、一株純益104円で着地しました。手放しで増益転換したわけではありませんが、第2四半期時にも申し上げたように、じりじりと減益幅を縮めて最終的には増益で着地する動きと強く判断して良いはずです。第2四半期の営業益は15%減、経常は6%減、純益は20%減で、前期並みに第3四半期で追いつきました。これを受けて6月通期を上方修正しました。私が予想したように本当に最終は増益に転換しました。売上530→545億円(前期484億円)、営業益20→27億円(前期25億円)、経常20→27億円(前期23億円)、純益13.5→18.5億円(前期18億円)、一株純益105円→144円に修正。文句なし。一株純資産は1840円。この上方修正で株価は一株純資産1800円から2000円レンジに向けて上昇して当然と考えます。配当は25円ですが、財務が強固の同社ゆえに増配や更なる自己買いなどの株主還元策を講じると考えます。製品別の売上概況は・・・・・①メモリ→半導体市況の高騰で販売単価が上昇。売上37%増27億円。②ストレージ→ポータブルブルーレイドライブやCDレコなど独自開発した商品販売が好調で、売上16%増106億円。③液晶→汎用のトップシェアを堅持して、4k対応モニターなど新製品も充実。更にデジタルサイネージ導入提案やタッチパネル式電子黒板なども開発して営業開始。売上12%増96億円。④周辺機器→ネットワーク関連は減収ながら映像関連が増収。売上1%増57億円。MCJ同様にゲーム関連分野を強化拡充しています。ゲーム実況動画制作ユニットを立ち上げたり、スマホ視聴向けの地デジチューナーなどを開発して販売。充実しています。⑤特注製品→売上8%増4億円。⑥商品その他→サムスン電子関連製品の販売。フラッシュメモリーやスマホ関連販売好調。売上22%増129億円。⑦感想→ほぼすべての製品の販売が堅調。コスト対応能力も向上し始めて徐々に収益構造が筋肉質になりつつあると思います。上方修正を受けて中段の持ち合いをやっとブレイクして1月高値1189円更新して17年高値1397円も16年高値1470円も更新し始めると予想して明日は新規もナンピンも強気買いとします。そして完全ブレイクのサインが点灯する1200円を抜いて引ければ、迷わず完全に強気に転換して追撃買い方針とします。3/31(減益ながらも上方修正の第2四半期・通期上方修正期待が浮上中・日立マクセルと資本業務提携で今後の成長期待・概況/セグメント状況・目標再設定)9/11(日立マクセル自己株割当完了・前期セグメント状況・上方修正の可能性も)8/28(日立マクセルと資本業務提携・今6月通期減益予想・概要・目標修正)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1280~1300円(レシオ13倍)②1380~1400円(レシオ14倍・17年高値1397円)③1480~1500円(レシオ15倍・16年高値1470円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1500~1550円(今期EPS120円予想しレシオ13倍)②1650~1700円(今期EPS120円予想しレシオ14倍)③1800円(今期EPS120円予想しレシオ15倍・一株純資産1840円)】は私の予想EPS120円を上回るEPS144円予想となったので修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①1400~1450円(レシオ10倍・16年高値1470円)②1570~1600円(レシオ11倍)③1700~1750円(レシオ12倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1750~1800円(レシオ12倍強・一株純資産1840円)②2000円(レシオ14倍)】とします。SP。また同社も下記のエノモトと同じです。来期の増収増益は確実視して良いはずです。エノモトは公募増資で成長原資を手当てして業容拡大への準備中。同社も日立マクセルと資本業務提携して業績業容拡大への取り組みを開始するところです。エノモトも同社も息の長い業績拡大局面がこれから訪れるものと考えます。