6927 ヘリオスTH(東1) 807円 -100円

6927 ヘリオスTH(東1) 807円 -100円

期待外れの今期予想を発表するとこのように大幅安してしまいます。前期は売上37%増234億円、営業益2.1倍の30.3億円、経常2.1倍の29.8億円、純益89%増21.6億円、一株純益119円で着地。良すぎました。2月の上方修正を更に上回り着地。しかし、その反動で今期は大幅な減益の予想を発表。売上4%増246億円、営業益37%減19億円、経常36%減19億円、純益35%減14億円、一株純益77円と発表。しかし、よく考えるとこの減益の予想は少し変です。減収ならいざ知らず増収を見込んでいます。なのに減益の予想は理解が不能です。短信のコメントを見ても減益予想の明確な理由の記載がありません。確かに足元の受注残から考えて、会社が一旦弱気の予想を発表するのは致し方ないかもしれません。前々期末の時点での製造装置事業の受注残は144億円でした。しかし前期末時点の受注残高は92億円と大幅減で着地。この受注残から考えて弱気の今期予想を発表せざるえないとは考えますが、その際には減収の予想とすべきです。しかし会社は増収の予想。製造装置事業の先行きに対しては会社は楽観しているということです。今後の見通しの会社コメントを読んでも、『中国のパートナーと組み、M&Aや資本提携等により日本メーカーの装置開発技術生産技術をベースにして東アジアでの販売拡大のスピードアップを図る』とコメントし、精密インクジェット印刷機、高精細PI印刷機、3D印刷技術確立など次世代製品や技術を構築して有機EL用途以外の分野にも進出し、中古市場分野では半導体用途に注力するとコメントしています。またストックフィー拡大のためにアフターサービスビジネスも育成するとコメント。コメントを読む限りとても大幅減益を予定している企業のコメントとは思えません。第1四半期で上方修正期待が強く浮上すると考えます。ゆえにワールドHDと同じ。次の第1四半期での(ワールドHDは第2四半期発表時前後)強気買い実行株の有力候補株と考えます。押し目をワールドHDと同様に天与と考え、ここ数か月かけてしっかりと引き付けて強気買いする方針に変更します。下値(天与の買い場)を750円前後と考え、今の時点では750±20円を買い場と設定しておきます。4/17(1000円から完全に強気買い・強気の今期予想発表の可能性大・第2四半期資料の子会社等の事業戦略とその推移)4/9(買い推奨再開・文句なしの第3四半期・経営成績に関する説明/セグメント状況・通期予想は少し注意・目標再設定)11/9(売り場探し開始・目標修正)11/7(第2四半期サプライズ決算・通期の上方修正発表・概況・目標修正)6/29(通期決算資料解説/基本方針&子会社ナカンテクノ&既存事業分野拡大&子会社フェニックス電機&子会社日本技術センター&受注残&総括・目標再設定)5/24(押し目買いに方向転換)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1000~1030円(25週線回復・レシオ9倍)②1130~1150円(レシオ10倍)③1250~1300円(レシオ11倍強・11月高値1245円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1300~1350円(レシオ12倍)】は大幅減益の予想を発表したので一旦弱気に修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①900~930円(レシオ12倍・50週線回復)②1050~1080円(レシオ14倍)③1150円(レシオ15倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1150~1200円(レシオ15倍強)】とし、第1四半期で上方修正期待の浮上を確認できれば、17年高値1245円ないしそれ以上に最大目標を引き上げる方針とします。SP。決算内容の詳細はおいおいゆっくりと紹介します。ワールドHDも同社株もいますぐに押し目を買い場探しするのでなく、5月6月と十分に下値に引きつけてから買い場探しするように。ワールドHDも同社株も決算発表が一巡すると、安値を一旦更新し始めて来ると考えていますから。そのちまちまと更新するであろう安値を引き付けて強気で買い場探しする方針でいてください。ゆえに買い急がないように。