9768 いであ(東1) 1164円 +68円
同社はACKG(2498)と同業の会社です。環境や建設関連のコンサルタント会社です。今12月通期予想は売上2%増180億円、営業益11%増12.8億円、経常9%増13.3億円、純益7%増8.6億円、一株純益120円です。昨日発表した第1四半期はというと、売上2%増46億円、営業益11%増5.5億円、経常21%増5.8億円、純益24%増4.0億円、一株純益56円と地味ながらも文句なしの着地を見せました。この着地で、第2四半期予想の売上132億円、営業益2%増20億円、経常4%増20.5億円、純益3%増13.8億円、一株純益193円の達成も確実視して良いでしょう。また上記の通期と比較すればわかるように、同社は上期に利益が偏重する特殊性を有しています。もし下期の減益幅を縮めることができれば通期の上方修正の可能性もありえることになります。その可能性は大です。東京オリンピック開催を控えて官公庁や自治体からのコンサル案件が拡大する可能性。もしそうなら、下期も大きな減益とならずに通期を終える可能性もあるということです。一株純資産は2150円。配当は17円50銭。第1四半期の経営成績の概況は・・・・受注高は化学物質の環境リスク評価業務の大型受注もあり前期比4.7億円増の45.4億円。受注残は期首の繰越工事残増加のおかげで前期比14.9億円増の162.4億円とコメント。受注残高は申し分ありません。売上に関しては大規模海洋環境調査やインフラ設計などの業務が寄与したとコメント。第1四半期の決算短信の内容も文句なしに満点です。セグメント状況は・・・・・①環境コンサル→大規模海洋環境調査の売上計上で、売上2%増の37億円、セグメント益17%増4.3億円。②建設コンサル→インフラ施設の設計維持管理業務増加し、売上5%増7億円、セグメント益7%減の0.7億円。③情報システム→放射能除染関連が減少し、売上0.7億円、セグメント益0.05億円。④不動産→売上0.6億円、セグメント益0.4億円。⑤感想→セグメント内容は地味ながらも合格点。今日の陽線でボトム離脱と上げサインを点灯していますが、薄商いでマドを空けたから打診買い。1130円前後を追加買い。また今日の高値1165円を明日以降抜けばこのまま高値更新へと考えそこは強気買いとします。目標株価Ⅰ【短期目標①1300~1320円(レシオ11倍・17年高値1288円)②1420~1450円(レシオ12倍)③1550円(レシオ13倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1550~1570円(レシオ13倍)②1670~1700円(レシオ14倍)③1800円(レシオ15倍・14年高値1751円更新)】とします。SP。