8860 フジ住宅(東1) 945円 -15円
本日高値は972円で年初来高値を更新していますが、まだまだ割安ゆえに買い推奨を開始します。前3月通期は売上4%増1038億円、営業益7%増64.3億円、経常7%増61.3億円、純益5%増41.6億円、一株純益116円で着地しました。2期連続の最高益更新を達成です。一株純資産は972円に拡大して配当は今期予想も前期も27円。注目の今期予想は、売上1080億円、営業益67億円、経常65億円、純益43.5億円、一株純益121円と発表。3期連続の最高益更新の予想を発表しました。地味を絵に描いたような成長軌道ですが、着実に最高益を更新しています。前期同様に今期の最高益更新も確実視して良いでしょう。前期のセグメント状況は・・・・・①分譲住宅→自由設計住宅の引渡し戸数は44戸減の728戸ながら、和歌山での大型マンションの完成引き渡しがあったために分譲マンションは145戸増の255戸。売上14%増381億円、セグメント益43%増34.6億円。好採算で文句なし。②住宅流通→中古住宅の引渡しは1330戸と前期の1516戸から減少。関西地区でも中古住宅市場の競争が激化し始めたためでしょう。また低採算物件を積極的に処分して利益率も一時的に低下したとコメントされています。売上10%減293億円、セグメント益68%減4.3億円。③土地有効活用→個人投資家向け一棟売賃貸アパートの豊富な受注残を背景にして売上7%増204億円、セグメント益13%増25.8億円。④賃貸及び管理→賃貸物件引き渡しの増加や中古賃貸管理物件が増加して、売上12%増156億円、セグメント益28%増15.1億円。⑤感想→セグメント②が減収減益ゆえに満点ではないものの、ほぼすべてのセグメントが抜群の安定と好採算を保持していますから、満点に近い合格点を付与します。高値を更新してもまだ飛んでもおらずに高値警戒感からほど遠い値位置ゆえに、明日からこのまま静かに強気買いとします。10/30(減益の第2四半期・通期上方修正・概況・セグメント状況・目標修正)目標株価Ⅰ【短期目標①900~930円(一株純資産913円・レシオ8倍)②1050~1100円(レシオ9倍・上場来1099円)③1200円(レシオ10倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1200~1300円(レシオ11倍)②1400円(レシオ12倍)】は短期目標①も達成したので修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①970~1000円(一株純資産・レシオ8倍)②1070~1100円(レシオ9倍)③1200~1250円(レシオ10倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1250~1300円(レシオ11倍)②1400~1450円(レシオ12倍)】とします。SP。