3946 トーモク(東1) 2066円 +16円
前期は売上6%増1615億円、営業益19%減58.7億円、経常24%減59.7億円、純益14%減38.7億円、一株純益236円と増収減益で着地。減益の理由は原材料の原紙価格が古紙の急騰を受けて期初から上昇して、下期に開始した段ボール販売価格の値上げが遅れたためとコメントしています。また値上げの遅れ以外に、関東の拠点の岩槻工場に最新鋭加工機の導入を行ったり、パッケージ工場も最新設備を導入したりしたために一時的にコスト増になったため。売上堅調ゆえに今期以降利益回復が可能と判断できる決算短信コメント内容でした。セグメント状況は・・・・①段ボール→売上は飲料などを中心に需要増で、加工食品や通販向けにも販売増。売上1%増845億円、営業益33%減41億円。②住宅→スウェーデンハウスはオリコン満足度ランキングで総合1位を受賞するなどブランド力を前面に押し出して好調。売上3%増の421億円、営業益46%増11.2億円。このセグメント内容は十分に合格点です。この安定した内容を受けて、今期予想を売上1700億円、営業益36%増80億円、経常38%増83億円、純益29%増50億円、一株純益305円と発表。段ボール価格改定も終え(値上げも完了し)たので今期予想の達成を確実視しておいて良いはずです。東京オリンピック開催を目前にして荷動きの活発化から段ボール需要は更に拡大するはずですから。配当は40円。一株純資産は3546円。文句なしに割安顕著。しかし株価はいまだにど底値。まだ打診買い。75日線2127円を回復して3月高値2165円を抜き切る2170円以上で引けてから、本格買い開始とします。2200円の日足の最後の抵抗線を抜けば上げサイン点灯と判断して、そこで新規もナンピンも完全に強気買い再開とします。11/9(目標修正)10/31(上々の第2四半期・概況・セグメント状況・5株併合で目標再設定)9/15(日経新聞『アジアビュー/中国段ボール不足に悲鳴』記事)9/4(セブン工・ウッドワン・日水などと同じ国際市況関連株)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①2500~2550円(レシオ9倍)②2800~2850円(レシオ10倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2850~3000円(レシオ10倍強)②3300~3400円(一株純資産3380円・レシオ12倍)】は修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①2400~2450円(レシオ8倍・1月年初高値2397円)②2750円(レシオ9倍)③3000~3100円(レシオ10倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①3100円(レシオ10倍強)②3350円(レシオ11倍)③3550~3650円(レシオ12倍・一株純資産約3550円)】とします。SP。