4920 日本色材(JQ) 6340円 +530円
今日の高値は6810円で瞬間S高しています。好決算を発表したから。本来ならいの一番にコメントするところですが、いかんせん出来高が日建てで3.8千株。無いも同然のど閑散。ど閑散でS高されても信用できませんし、そもそも買おうと思っても売りモノが皆無。ゆえに、あえて今日コメントする必要もないのですが、書きたいことがないので今日コメント。前2月通期は売上3%増103億円、営業益19%減6.4億円、経常12%減6.3億円、純益3%減5.1億円、一株純益489円。増収減益ゆえに、前期の数字はとりたてて抜群とも言えません。しかし安定した収益構造ではあります。売上は好調を堅持し続けてます。ただコスト増を吸収し終えて利益増加にまではまだ至っていません。しかし、同社の顧客の化粧品メーカーなどは絶好調です。供給製品の値上げはすんなりと成功しているはずです。ですから、要はコスト増に見合った利益拡大期がいつ生じ始めるかだけだと思います。そして今期からその利益拡大が起こり始めると会社が発表。今2月期予想を売上9%増113億円、営業益32%増8.5億円、経常25%増7.9億円、純益7%増5.5億円、一株純益528円と発表。また同社もエノモトなどと同じです。前期からつくば工場の拡張工事をコツコツと続けてきました。今期中に工事が完了して生産規模の拡大(需要に対応して)から設備増強分の収益寄与が開始します。ゆえに、今期予想の達成は第1四半期以降を確認するまでもなく達成確実と判断しておいて良いはずです。一応前期のセグメント状況を・・・①日本→日本製化粧品のインバウンド需要の追い風受けて売上総じて堅調とコメント。大手化粧品メーカーからのアウトソーシングも増加とコメント。利益はつくば工場の第2拡張工事の費用先行等で減価償却費用などが増加して減益と。売上3%増87億円、営業益18%減5.4億円。②フランス→子会社テプニエ社の業績は安定。欧州経済が好調ゆえに医薬品受注は堅調に推移できたとコメント。夏季に長期休暇はあったものの量産効果などで前年並と。売上0%増17億円、営業益10%減1億円。③感想→減益ながらも次(今期)につながる前向きな減益と判断して良いと思います。下値は6400~6200円と考え打診買い。強気買いは2月年初6900円を更新してからとします。明日以降の小動き収斂に入るのか、じりじと上げ始めるか、少し眺めてから判断しコメントします。多分、また動かなくなる可能性がまだ高いかと思います。12/25(年初更新してもど閑散ゆえに強気買いはまだ見送り・目標修正)10/11(上方修正したがまだ減益の第2四半期・概況・通期上方修正期待大・セグメント状況・目標修正)9/29(近鉄百貨店やコーセー好決算でインバウンド需要顕在)9/20(目標修正)9/14(目標修正)8/31(つくば第2工場稼働やフランス子会社利益貢献開始で来期の増収増益も確実視で7130円は通過点の可能性)8/29(株式5併合で目標再設定)8/22(強いインバウンド需要で好業績の可能性・つくば工場稼働すれば)8/17(竹本容器コメントの通りインバウンド需要堅調のはず)7/12(上方修正期待を感じ取れる第1四半期・概況/営成績に関する説明&セグメント状況&総括・目標修正)7/11(減益でも上方修正期待浮上の第1四半期・概況・目標継続)6/29(6/8の日経新聞記事/日本製化粧品人気でメーキャップ関連商品の受託製造事業増産体制構築/記事で今期上方修正期待大きく浮上)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①7000~7100円(レシオ16倍・16年高値7130円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①7100~7200円(16年高値7130円更新・今期正味EPS550円予想しレシオ13倍)②7600~7700円(今期EPS550円予想しレシオ14倍)】は修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①6800~7000円(レシオ13倍・1月年初6900円・16年高値7130円)②7400円(レシオ14倍)③7900~8000円(レシオ15倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①8000円(レシオ15倍)②8400~8500円(レシオ16倍)③9000円(レシオ17倍)】とします。業容拡大するようなら最大目標を1万円台に引き上げる方針としておきます。SP。ただ難点は出来高。潮目が変われば買いが入り始めることでしょう。