7715 長野計器(東1) 1181円 -20円
PBRは約1倍で株価は一株純資産価値と同じ。高値は11月高値が1500円、1月高値(年初来高値)は1426円、年初来安値は2月の1068円、3月安値は1122円で、4月安値は本日の1170円。株価は2月か3月安値に向けて2番底ないし3番底を確認する動きです。重要なレシオは11.5倍です。また2月発表の第3四半期の際には3月通期を上方修正しました。その第3四半期は、売上19%増370億円、営業益77%増23.2億円、経常74%増24.8億円、純益2.5倍の15.1億円、一株純益78円。文句なし。上方修正した通期予想は売上11%増492億円、営業益53%増28.3億円、経常54%増29.6億円、純益48%増19.7億円、一株純益101円。これも文句なし。配当は26円の予定。一株純資産は1150円。セグメント状況は・・・・・①圧力計事業→国内産業機械向けやプロセス機械向けには減少したものの、FA空圧機器・半導体関連・空調管材関連向けに増加して、米国市場向けも好調で、売上12%増166億円。セグメント益4.1億円。②圧力センサー事業→国内は、半導体・産業機械・空調管材向け売上増で、量産品である建機用圧力センサーや自動車搭載用圧力センサーも増収。米国向けもドイツ向けも好調。つまりほぼすべて製品が好調。売上29%増108億円。セグメント益8.9億円。③計測制御機器事業→自動車向け圧力発生装置や電力向け油圧ポンプユニットなど増収。自動車・電子部品関連向けのエアリークテスターや工場生産自動化設備用空気圧機器も好調。買収した圧力天秤の会社の売上も寄与し、売上22%増42億円。セグメント益4.0億円。④ダイカスト事業→自動車向けに好調。売上29%増36億円。5.4億円。⑤その他→自動車用電装品で売上2%増16億円。⑥感想→文句なしにセグメント内容も数字も満点の評価です。これで下がるというより上がらないほうが不思議。私が強気買い推奨する株と同じで、まだ短期投資の方にも中長期投資の方にもいまいち人気がないということでしょう。しかし、通期発表前後になれば同社株も見直し再評価の上げが始まると予想します。まず打診買い。強気買いは2番3番底となる1100±30円(1130~1100円を想定)で行うか、ボトム離脱サイン点灯の13週線1244円回復の1250円回復から行うかのいずれかで。また25週線1276円・週足完全陽転1285円回復の1300円からは迷わず強気で追撃買いとします。注意はやはり通期予想。保守的に発表する傾向があるものの、慎重すぎる数字を発表するとは予想していません。前期並みの堅めの数字を発表すると予想。ゆえに、レシオ11倍と合わせてボトム離脱サイン点灯すれば強気買いを開始してよいでしょう。3/2(2017年・目標修正)2/28(機械式圧力計世界シェアトップ・まだ減益第3四半期・セグメント状況・目標再設定)。昨年設定の目標株価Ⅰ【短期目標①780円(レシオ13倍)②840~850円(レシオ14倍)③900~930円(レシオ15倍・15年高値940円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①950~1000円(一株純資産)】はすべて達成済みゆえに再設定し、目標株価Ⅰ【短期目標①1300~1320円(週足完全陽転・レシオ13倍)②1400~1430円(レシオ14倍)③1500~1550円(レシオ15倍・17年高値1500円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1550~1600円(レシオ16倍)②1700~1750円(レシオ17倍)】とし、通期を確認後に再設定します。SP。