4月10日(火) 更新(19:06)
6928 エノモト(東2) 1614円 +41円
昨日、地合いが落ち着けばすこ~んと元の1700~1800円レンジに戻す可能性と言いましたが、明日以降短くても日足陽線を連続して25日線1647円を回復して来るようなら、本当にすこ~んと1700~1800円に戻すと予想。明日以降陽線なら、新規もナンピンも心もち強気で買い場探し開始してみてください。ただし相変わらずド閑散ゆえに買うのが大変ですが、あえてそれでも。ところで今日の日経新聞にダイムラーやトヨタなどが東南アジア最大の自動車生産国タイで車載電池の生産を開始するとの記事が。また電池をためるセルの量産を行う企業も出始めたとも記載。この記事を読んでいてそう言えばと思いだしたのが同社のセパレータ。私が少し思い違いをしていたのは、同社のこの燃料電池用の新型セパレータは確かに燃料電池向けではありますが、厳密に言えば電気自動車向けではありません。このセパレータ(固体高分子形燃料電池用)は、水素と酸素の化学反応を利用してエネルギーを生む燃料電池スタックの基幹部品です。つまり厳密に言えば燃焼電池自動車(水素)自動車ということになります。また、このセパレータを水素社会に導入するために、やまなし燃料電池バレー創成事業に参画し、文部科学省から支援施策の採択も受けています。そのうちこのセパレータの量産化を確立したとのニュースを目にする日も近いかもしれません。また、この日経新聞の同じ紙面に中国スマホ出荷が1~3月27%減との記事が。同社も中国市場のスマホ向けに部品供給(コネクタ用部品)を行っているはずですから、コネクタ用部品に関しては不透明要因は残るものの、自動車向けのIC・トランジスタ用リードフレームがけん引して、今期も安定的な増収増益を確保できると考えます。しかも国内外ですでに昨年春から着手している設備増強は来春に終える予定とはなっているものの、来春を待たずに増強が完了して、今期から設備増強分の業績寄与を期待しています。ならばやはりレシオ10倍は割安。しかも、昨日か一昨日申し上げたように、公募増資を行った関係上から業績後退の印象を強くするような今期予想の発表はしないとも思います。最低でも増収で前期比並の営業益かわずかに増益の予想を公表することでしょう。ならばです。同社も伯東やプラマテルズと同じです。PBRは0.7倍ですから、慎重な投資スタンスを検討するのは一株純資産の2300円前後に上昇してからでも全く遅くはないはず。一株純資産回復までまだまだたっぷり。75日線や公募増資価格を完全に上回る1800円台で引け始めれば、新規もナンピンも心おきなく強気買いに転換して良いと考えます。4/9(過度に保守的な今期予想の発表はない可能性)3/26(深押しと今期予想を保守的に発表すると仮定して目標微修正)3/19(東証1部にスピード昇格の可能性も)3/17(三井ハイテック増収予想から同社の来期も増収増益を予想)3/12(増強中の工場は年内完成稼働の可能性を予想)3/2(公募資金の活用と設備投資完了時期の解説・早めに増強を終えて夏以降収益貢献可能性)2/27(自動車電装化IT化の恩恵で車載向けリードフレーム等の需要拡大継続を予想)2/15(公募増資価格1753円以下は歴史的買い場と認識・公募資金で大規模設備投資で中期的業績拡大期に)2/8(電気自動車向けセパレータや水素自動車関連技術に注目)2/3(非の打ち所ない第3四半期・概況・セグメント状況・3月通期営業益16~17億円に更に上方修正を予想・予定通りEPS180円予想し目標修正)2/2(堅実経営でコスト管理優秀なはず)1/24(EPS最低でも150円と仮定してもまだレシオ13倍)1/22(第2四半期は通期予想営業益経常の進捗率61%強・目標修正)12/13(公募価格1753円決定・中期的成長確実とするための増資資金の使い道)12/9(三井ハイテック好決算発表でリードフレーム需要好調)12/6(増資嫌気して下げても)12/5(2部鞍替え・増配)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1850~1900円(レシオ12倍強・公募増資価格1753円抜け・最後の抵抗線)②2100~2150円(レシオ14倍・17年高値2161円)③2350~2400円(レシオ15倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2400円(今期EPS160円予想しレシオ15倍)②2550~2600円(今期EPS160円予想しレシオ16倍)③2700~2800円(今期EPS160円予想しレシオ17倍強)】。通期を確認して再設定します。SP。