6266 タツモ(東2) 1573円 +25円

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前12月通期のセグメント状況から・・・・・①プロセス機器事業→半導体製造装置に関しては、スマホやデータサーバー用電子部品の需要好調で、売上45%増の大幅増の39億円。搬送装置は価格競争は激しいものの半導体向けが堅調で27%増の43億円。洗浄装置は国内向けが低調で8%減の15.5億円。コーターは中国の液晶向けに堅調で売上23%増24億円。合計は売上25%増の123億円で営業益3%増の13.9億円。上々。②金型・樹脂成形事業→価格競争で受注状況は厳しいものの悪影響を最低限に抑えて着地。売上18%増17億円、営業益0.7億円(前期は0.09億円赤字)。③表面処理用機器事業→ファシリティ社を買収して前期第2四半期から業績寄与。売上30億円で営業益2.0億円。④感想→セグメント内容はほぼ満点です。次に今期の見通しに関して・・・・・地政学上のリスクなどの不透明要因はあるものの、大容量データセンター向けサーバーの更なる普及やAI、車載用途などの拡大は継続すると予想し、また、中期経営計画を策定し履行して来たものの、数値目標を前倒しで達成したので新中期経営計画も公表しています。今期予想は売上32億円増の204億円、営業益19.2億円、経常19.1億円、純益17.5億円、一株純益154円と発表。多分達成できるでしょう。表面処理用機器事業も買収して、今期はそのファシリティ社の業績がフル寄与します。金型成形とその表面処理事業が会社想定以上に健闘するとなれば、上方修正する可能性も考えられます。プロセス機器の営業益予想を17.6億円に据えていますが、表面処理用機器の営業益は前期の半期分2億円を下回る1.3億円の営業益予想。少し過小です。買収したばかりゆえに保守的な数字で算定した可能性。この表面処理用機器事業で営業益で2億円程度の上振れが期待できると考えます。すると営業益経常ともに22億円前後になり、純益は18.5~19億円に上振れると予想します。長野計器と同じく2月の年初来安値1355円、3月安値1503円に対して、2番底3番底確認中。昨日もコメントの通り、2月の年初来安値に対してでなく、3月安値に対してボトムを確認中と予想しています。昨日のコメント通り心もち強気で買い場探し。押せば1500円割れを強気買い。明日以降陽線出現し連続して25日線1687円回復及び4月高値1708円を抜けば上げサイン点灯と考え、完全に強気買いに転換するように。4/9(規模は小さくても液晶フィルター用の塗布装置で世界トップ企業)3/26(買い推奨再開・今期も増収増益予想・12月経営成績に関しての概況/セグメント状況・目標設定)11/14(第3四半期・引き続き売り場探し)8/24(完全に売り場探し)8/12(慎重姿勢に転換・目標修正)8/4(目標修正)8/3(上方修正発表・目標修正)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1800~1850円(レシオ12倍・最後の抵抗線抜け)②2000円(レシオ13倍)③2150~2200円(レシオ14倍強)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2200~2300円(レシオ15倍)】。会社の想定以上の業績拡大なら最大目標を17年上場来2548円前後に引き上げる方針。SP。