日経平均 21634円 -44円
全体相場の需給環境が沈んだままですから、早く上げて心を落ち着かせて欲しいとは思うものの、また空中戦で一気に500円高してもらうよりは、ここらで実需の買いを生み出せる程度の値固めを行い、来週あたりからじりじりと、あるいは乱高下しながらゆっくりと22000円抜けに向けて上げてくれた方が上策かもしれません。じっくりと落ち着いた動きになるのを辛抱強く待ち、そして確認しましょう。ただ、感じとしては個別株は徐々に落ち着きそうな気配は見せているみたいですが。ところで、あらためて日経平均をみて意外に思ったのは、地合い(需給環境)は最悪なのですが(特に輸出株)、日経平均は別の形です(チャートは)。昨日の高値21737円・金曜の高値21742円、木曜の高値21737円を抜くと75日線22320円に向けての上げサインがともります。あと100円上げて21750円を抜いて引けると上げサインが点灯。週の後半に21750円を抜いてくれそうな感じです。もしそうなると安心感から大きく叩かれていた輸出株の水準訂正の上げが来週から一斉に始まる可能性もあります。念頭に入れて叩かれ過ぎた輸出株を目いっぱい仕込むのではなく、段階的に買いを入れて行くようにしたいと思います(通期予想を保守的に発表する企業もあるから・特に輸出関連企業は)。