日経平均 2172円 +27円
トランプ報復関税パンチを受けての本日のNY市場の動向を見ないと、個別株どころの話ではないものの、意外に東京市場はしっかりとした動きです。少し意外。しかしまだまだ用心しておくに越したことはありません。ただ、意外にアジア株全般はしっかり。特に意外なのが香港市場。中国経済と一体と考えると、今回の報復関税の発表を受けてアジア市場の中で最も下げておかしくないはずなのに、逆に最も上げています。現在1.53%高とトランプショックなどなかったかのような上げを見せています。もし今夕のNY市場や欧州市場の下げが限定的ないし無反応なら、報復関税問題はこのままスルーするかもしれません。しかし、来週もまだ注意するに越したことなし。またやはり出て来ました。私は米中の貿易戦争を受けて逆に日本の製品販売が拡大する可能性があるかもと言いましたが、昨日、ロイターが日本とメキシコはこの米中貿易戦争で『漁夫の利』を得る可能性があるとの記事を掲載しています。これは日本に限らず、欧州や東南アジアなどにも当てはまるのかもしれません。もしそうなら、米中株売りの日欧東南アジア株買いの構図となるのかもしれませんが(あくまで中期的にですが)。いずれにしても、今回の報復関税の詳細の行方を週末に確認することがまずは大事と考えます。中国の反応も同じく。