6817 スミダコーポ(東1) 1447円 +71円

6817 スミダコーポ(東1) 1447円 +71円

東証の出来高はついに10億株を割り込み9.5億株。これで『上がれ~』と叫ぶのが土台無理。デイトレーダーの玩具になっているような株しか今日は上げていないということでしょう。そんな中でよく陽線足を出したと感心しています。ただしまだど底値からたった1本立ちあがたに過ぎませんが。まだ打診買い。明日以降陽線を連続して25日線1547円を回復してから強気買い開始とします。レシオは10倍です。次の第1四半期は上々でしょう。また同社はすべてのコイルの生産を海外で展開しているので為替動向を警戒する必要もありません。しかも調達はドル建て。第1四半期発表後から強い上げを見せるのではと予想します。ただし、その前に水準訂正相場がスタートすると考えます。2/22(強気買い推奨再開・インパクト無しの12月通期・概況・地域別セグメント状況・目標再設定)10/30(上々の第3四半期・概況・セグメント状況・すべての目標達成済みゆえに目標再設定)7/29(上々の第2四半期ながら引き続き1700±100円押し目で強気買い方針継続)7/3(買い推奨停止・2000円から売り場探し・目標修正)6/29(慎重な投資姿勢に転換)6/20(目標修正)5/22(目標修正)5/11(目標修正)5/10(好スタート第1四半期・概況・セグメント状況・目標修正)4/19(1200円に向けての押し目で強気買い方針・1200~1300円は歴史的買い場かも)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1800~1850円(レシオ13倍)②2100~2150円(レシオ15倍)③2400円(レシオ17倍・17年高値2400円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2400~2450円(17年高値2400円更新・今期EPS前期並の175円と予想しレシオ14倍)②2600~2700円(今期EPS前期並の175円と予想しレシオ15倍強・07年高値2525円更新)】は微修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①1700~1730円(レシオ12倍・週足陽転・13週線回復)②1850~1880円(50週線回復・レシオ13倍)③2000~2050円(レシオ14倍強・2月高値2147円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2050~2150円(レシオ15倍・週足完全陽転)②2250~2300円(レシオ16倍・17年高値2400円)】とし、第1四半期確認し再設定します。SP。資料解説・・・・・(Ⅰ)ピックアップ・・・①中期経営計画のステージⅡの中で、車載/インダストリの売上拡大に成功。②中期経営計画に沿い生産面の改革を推進し、ベトナム第2工場や中国吉安工場のローコスト化を進め、欧州/メキシコ工場は生産ラインを自動化したと。③技術開発は国内外の優秀なエンジンを多数採用。④営業益50億円目標は前倒しで達成済みで、第Ⅲステージの営業益目標は買収戦略も活用して営業益100億円以上を目標(2018~2021年)。⑤第4四半期は四半期ベースでの過去最高の売上を記録。ただし、銅価格の急騰と中国人件費急騰で5.6億円の減益要因が発生。(Ⅱ)中期経営計画(ステージⅢ)・・・①前ステージは売上は未達だったものの、17年営業益50億円目標を大きく超過して62億円を達成(2期連続60億円超え)。売上未達の理由はM&Aが実行できなかったこととコメント。②重点的取り組み→車載とインダストリーを成長させつつ家電市場向けに再チャレンジの方針。ノンコイル分野ビジネスラインナップを拡大。③数値目標は2021年までに営業益100億円(既存ビジネスで85億円でM&Aで15億円)。(Ⅲ)車載関連・・・①主力の3製品(ABS・HID・キーレス)は今後スローダウンを予想し、成長分野としてEV/HEVやアクチュエータを車載分野の重点領域にする方針。②EV/HEV向けのアプリケーションとして、モータ・PCU・バッテリーに加え、バッテリーマネジメントシステムやオンボードチャージャー・非接触やプラグイン、充電スタンド向けに製品の拡充を展開予定。(Ⅳ)インダストリー・・・①エネルギー向けは減少を予想するも、既存のFA、RFID、メディカル/ヘルスケアの3分野は成長を予想し、新たな重点分野としてIoTを立ち上げて注力する方針。すでに同社には電源モジュール関連・ノイズ対策関連・通信関連などの技術とノウハウを蓄積済み。(Ⅴ)家電・・・①既存の家電一般用インダクタ、アダプター用トランス、非接触給電用コイルの成長分野を拡充して新たにメタルインダクターの製品ラインナップを充実させて拡販させる方針。(Ⅵ)設備投資・・・17年並の設備投資継続の予定。中国・ベトナム・メキシコ・スロベニアの4工場は引き続き拡張工事を推進する方針。(Ⅶ)感想・・・地味ながらも地道な成長を可能と判断するに足る充実した通期の資料内容でした。銅価格の高騰がまだ不安定要因として残りはするものの、着実に増収増益を続けて行けると想定します。ただ第1四半期はまだ平凡かもしれませんが(銅価格上昇でのコスト増の影響をまだ受けて)。