7552 ハピネット(東1) 1585円 -29円
先ごろ、任天堂の新たなゲーム機「任天堂スイッチ」に関しての記事をよく目にするようになりました。販売からすでに1年を経過しながら好調な売れ行きを維持している評判です。すでに初年度販売台数が2000万台を突破する勢いとのことです。また新たな商品として「任天堂ラボ」(段ボールでの工作キット)も好調とのことです。これらの流れを受けて昨日は日経新聞の電子版が「息を吹き返す任天堂経済圏 部品やソフトの期待高まる」との記事。任天堂ゲーム機などの販売復活で、ゲームソフトやアミューズメント商品群の販売が大きく回復する可能性を示唆しています。ならばです。もし任天堂ゲーム機大復活の際に最大の恩恵を受けることができると思われる企業の一つは明らかに同社のはずです。同社は玩具・ゲーム卸の最大手企業。卸分野の最大手というより圧倒的な存在と言った方が正確でしょう。星光堂のゲームや映像パッケージソフト事業を買収したのですから。また同社はブロッコリーにも資本参加して傘下に収めています。この戦略はAOITYOやあるいはダイトロン、森六などと同じです。単に卸売(商社)事業を行うだけでなく、製販一体型の企業体に進化するつもりということです。まだ森六やダイトロンほどに製販一体型へのビジネスモデルの転換に成功はしていませんが、採算性が向上を始めており、また新製品の販売状況も文句なしです。市場は成熟産業の会社と侮り人気がまだありませんが、任天堂が成熟産業のイメージを脱却して「任天堂スイッチ」発売時の17年初めの株価23000円から約5万円まで株価は2倍となりました。ならばです。その任天堂ゲーム機及びソフトの販売卸の最大手の同社も、任天堂に続き成熟産業のイメージから脱却して株価が2倍になっても全くおかしくないと考えます。レシオは9倍です。ここからの下げても限定的と思える株価水準と言って差し支えないと思いますから、下値を24ヵ月線1560円前後と想定して、新規もナンピンも1600円割れはコツコツと強気買いするものとします。ちなみに同社も任天堂同様に17年初めの1300円から2200円前後までは上昇しました。その後に下げてしまいましたが、業績好調はすでに確認済みです。下値を確認し終えて上げサイン点灯させれば今でも高値圏(47000円台)にいる任天堂株に倣い元の高値2200円前後に一気に戻ると予想します。1650円回復でボトム離脱サイン、2月末の1750円を回復で移動平均線の集中する1900~2000円に戻るものと予想。1900円か2000円回復で高値更新相場に転換するとも予想します。3/1(買い残の振るい落とし)2/28(インバウンド需要などでアミューズメント製品群の販売好調のはず・海外に積極的に進出する可能性も)2/22(個人向け会社説明会資料紹介/同社の強み&玩具事業&映像音楽事業&ビデオゲーム事業&アミューズメント事業&物流拠点&感想・圧倒的事業体)2/8(新規買い推奨・絶好調の第3四半期・概況・セグメント・目標設定)。目標株価Ⅰ【短期目標①2000~2050円(レシオ12倍・25日線&13週線回復)②2200~2250円(レシオ13倍・17年高値2234円)③2400円(レシオ14倍・14年高値2371円更新)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2400円(レシオ14倍・来期EPS185円予想しレシオ13倍)②2600円(来期EPS185円予想しレシオ14倍)③2750~2800円(来期EPS185円予想しレシオ15倍・99年上場来2915円)】。通期を確認後に再設定します(想定以上に業績拡大するなら最大目標を3000円台に引き上げるかもしれません)。SP。