4366 ダイトーケミックス(東2) 685円 +12円
強気買いすべきと考えうる注目点はほぼすべてコメント済みのはずです。後は市場がその魅力に気が付いてくれて見直しの動きが少しづつ表面化することだけ。つまり上げサイン点灯することだけ。ボトムはすでに12月の段階で離脱に成功していると思います。離脱した後にすでに3か月近くも650~700円あるいは700円前後で長い持ち合いレンジを形成中です。一旦2/1に819円まで上昇して、さあこれからという時に米国日本など主要国株式の大暴落という交通事故の巻き添えをくらい上げ本場入りに失敗しました。しかもこの失敗は2度ないし3度目。実質的な持ち合いレンジは17年8月から延々と続いています。この長い持ち合いレンジ形成はもし今後上げ本場入りに成功すればキョウデン株などの時のような息の長いサプライズ性の高い上昇を引き起こすということです。当然ながら17年1059円を大きく超過するようなら上げを。待ち焦がれる上げサイン点灯(抵抗線)は2つ。1つは週足のすべての移動平均線回復し週足完全陽転となる730円以上で引けること。2つ目は週足遅行線雲の上限の750~760円以上で引けることです。またこの730円及び760円を抜く動きに入るためには、週足で陽線足を生み出すことです。2月高値なら週足で今週は6陰連です。しかし下値は堅く下値を切り上げたがっているように見えます。これは陰が極まり陽に変じようとしている動きかもしれません。今日の高値は698円。まだダメながら、明日以降700円以上で推移ないし引け始めれば、陰から陽に転じ始める気配が生まれたと考え、強気買い再開の準備を始めるように。730円以上で引ければ新規もナンピンも再びやっと静かに強気買い再開へ。760円以上で引ければ長く高い上げ相場がスタートと判断して心おきなく強気買いへ転換するものとします。業績や今後の業績拡大期待に関して追加コメントすることはないものの、同社の地道さまじめさがよくわかる事象として、同社のHP上で開示されているCSRレポート(企業の社会的責任に関するレポート)を。大方の会社もコーポレートガバナンスに関しては開示してところが多数ありますが、化学物質を取り扱う企業として同社はレスポンシブルケア方針も開示して日々の事業遂行の指針としています。この方針の基本的柱を「環境」「品質」「安全」を掲げ廃棄物処理事業工場の管理計画や粉塵や煙の内容物まで分析して開示しています。まさに徹底した管理体制です(推奨株ですからあまり比較はしたくないのですが、富士工場で火災発生させた荒川化学工業と比べても、同社ならまかり間違ってもあのような火災は起こらないだろうと断じることができるような徹底した管理体制でした)。品質にしても管理方針を細かに設定して1年に一回管理活動の成果を報告発表する大会まで開催しています。安全対策は上記の通り、徹底した防災訓練・非常時対応訓練などを行い社員教育も徹底。ただ当然かも。社員の3分の1ないしそれ以上が研究員という特殊な会社ですから、それぞれの製品のスペシャリストばかり。言われるまでもなく日夜心がけて仕事に従事しているはずです。またこれらとは別に工場や事業所周辺の地元で清掃活動や職業体験授業や地域活動への参加など地域密着でスキンシップを図ってもいます。これらの事象は当然ながら業績に直接の影響は与えません。しかし、この真摯さあればこそ安定した成長と業績拡大が大いに期待できるのだと考えます。レシオは6.7倍でPBRは0.7倍。どこからどう見ても割安顕著の代表株。買われない理由が私には見出すことができません。できないのですから730円さえ抜け出せば強気買い一貫で取り組み始めて当然とも考えます。2/17(東京応化の半導体微細化レジスト技術を支える企業は同社・同社の感光性材料の幅広い用途紹介)2/16(感光性材料の東洋合成好決算発表・半導体レジストのトップ企業で同社顧客の東京応化好決算発表)2/8(微細化半導体レジスト関連で画期的材料発表で大化けの可能性も)2/2(ゼロックス買収の富士フィルムは同社の大株主・微細化半導体フォトレジストの東京応化を下支えしている企業は同社のはず・東京応化は第2位株主)1/31(減益でもサプライズと判断できる第3四半期・概況・2度目の上方修正・増益転換に上方修正期待大・売掛金や仕掛品大幅増加・自己株償却・実質無借金・期末で株主還元策可能性・目標修正)1/20(減益幅縮小し通期で増益転換予想・売上の10%以上を研究開発設備投資に投じる研究開発型企業体)12/22(同社価値は多数研究者社員が蓄積した膨大な研究技術等でレシオ20倍の評価可能)12/20(ナノ粒子分散機技術確立しフィルム材料・インキ材料・液晶パネル材料・太陽電池・二次電池などの微粒子化貢献)12/12(上方修正内包しレシオ7.4倍&PBRは0.8倍・来期以降業績は急拡大予想・正味一株純益は75円×レシオ20倍で1500円・目標再設定)12/5(ファインケミカル市場好調・半導体液晶電子部品関連調整最終局面かも・正味業績好調のはず)11/20(テクニカル解説・減益予想は将来成長のための先行投資のため・新技術&新製品開発を最重要視した企業運営を行う稀有な会社・レシオ20倍評価の1800~2000円に向け上昇しても不思議なし)10/31(資料解説/今期計画等から・稀有な研究開発特化型企業であることこそ大いなる魅力)10/26(成長を確実にするために研究開発や大規模設備投資に経営資源集中)10/25(第2四半期・概況・今期設備投資は9億円近くで研究開発費用も大規模・先行投資費用で今期減益であるだけ・事業進捗は文句なしのはず・研究開発型企業・来期以降営業益15億円以上に急拡大の可能性も・目標据置)10/23(四季報記載内容の解説と私の予想)10/17(第2四半期発表で通期上方修正期待の浮上の可能性)9/27(7期連続増収増益・写真感光材メーカーから最先端技術複合体企業に構造改革に成功し大変身・時間をかけながら96年の過去最高営業益25億円等へ)9/25(第2四半期と通期の上方修正発表・更に修正の可能性・増配・目標修正)9/12(基礎技術と特殊技術で半導体液晶太陽電池二次電池など幅広い分野対応)8/31(Mipox並の評価なら1400~1500円)8/30(目標修正)8/29(レシオはサプライズ性上方修正期待を内包して10倍・PBR0.8倍・シコリは1000円近辺だけ・高利益製品保有・単体社員の半分が研究員の研究開発型企業)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①840~850円(今期正味EPS70円予想しレシオ12倍・17年9月高値840円)②930~950円(今期正味EPS70円予想しレシオ13倍強・一株純資産970円)③1050~1100円(今期正味EPS70円予想しレシオ15倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1100~1150円(来期EPS90円予想しレシオ13倍)②1250~1300円(来期EPS90円予想しレシオ14~15倍)】。通期を確認後に再設定します。SP。