4968 荒川化学(東1) 2100円 +99円

4968 荒川化学(東1) 2100円 +99円

今後4000番台の化学株が買われると予想して、化学関連のダイトーケミックス、森六、ダイニックなどを強気推奨していますが、同社株も同様に買い直されると予想。同社はすでに指摘済みの通りロジンなど業界トップシェアを有する製品を多数保有しています。大阪ソーダと同じです。ただ年末に静岡富士工場で火災が発生して、死亡者を出す惨事となってしまいました。これを受けて業績修正を行いました。問題はその修正した数字です。富士工場火災を受けてそのマイナスを織り込んだ上で1/26に、売上780→800億円(前期773億円)、営業益47.5→49億円(前期50億円)、経常49→52億円(前期53億円)、純益32→31億円(前期34億円)、一株純益155円→150円(前期166円)と発表。実質上方修正です。火災がなければ前期を大幅に超過する上方修正だったことになります(最高益更新だったと言うこと)。しかしジャックスと同じ。最高益更新の夢が破れたとは言え上々の数字です。しかもPBRは0.8倍です。11月高値2788円からの調整幅も十分です。今日から再び強気での買い推奨を再開します。ただし打診買いから。強気買いは2000円割れ(2月安値は1865円)と今日の高値2120円を抜く場面で行うものとします。ちなみに第3四半期は売上6%増610億円、営業益3%増41.9億円、経常8%増45億円、純益4%増29.2億円、一株純益141円。このすっじからすると、下手すれば通期で再び最高益更新更新となれるかもしれません。一株純資産は2675円。配当は38円。セグメント状況は・・・・・①製紙薬品→印刷や情報用紙は低迷したものの、段ボール向けは好調。また富士工場の火災で収益は悪化して減益。売上11%増150億円、セグメント益10%減9.2億円。②コーティング→印刷用インキ用樹脂は海外の食品包装用に堅調。機能性コーティング材料も好調。富士工場の火災を受けながら増益を確保。売上0%増146億円、セグメント益6%増9.9億円。③粘接着剤→紙おむつ向けに水素化石油樹脂の販売好調。富士工場の火災や一時的に原材料コストが高騰した影響で減益。売上8%増214億円、セグメント益2%減19.5億円。富士工場の火災ないと増益だったでしょう。またマイナスを最小限に抑制しています。④機能性材料→スマホや自動車向け半導体用途で好調。売上2%増96億円、セグメント益57%増5.9億円。⑤感想→富士工場の火災を最小限に抑えて十分合格点のセグメント内容でした。8月にすでに2700円抜けで売り場探しとコメント済みゆえに、目標は再設定し、目標株価Ⅰ【短期目標①2200~2250円(レシオ15倍)②2400~2450円(レシオ16倍)③2600~2700円(レシオ17倍強・一株純資産2675円・17年高値2788円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2700~2900円(来期EPS170円予想しレシオ17倍・17年上場来高値2788円更新)】とし、通期を確認後に再設定します。ここは天与かもしれません。SP。8/24(2700円抜けで売り場探し・目標修正)8/16(目標修正)8/4(目標修正)8/3(目標修正)8/2(文句なし第1四半期・概況・セグメント状況・目標修正)3/2(ここからは押し目で強気買いに転換・目標修正)2/2(文句なし第3四半期・上方修正発表・ここからは慎重に・目標修正)12/28(目標修正)12/16(1800~2000円は買い停止)12/13(2000円接近で売り場探し)12/7(慎重な投資姿勢に)12/6(目標修正)11/30(目標修正)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①2700~2800円(今期EPS170円と予想しレシオ16倍強)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2800~2900円(今期EPS170円と予想しレシオ17倍)。