6254 野村マイクロ(JQ) 1048円 -113円
16年に300円台で強気推奨しながら、途中で押し目待ちに方向転換したために、17年に2月の1254円及び18年1月高値1427円をただ眺めるだとなったしまった同社株が、今日の下げでこれまたレシオ12倍にまで低下して来ました。同社は半導体向けなどを主体とする超純水装置の開発製造の大手企業。ホソカワミクロンや巴工業などと同じように、その分野のプロフェッショナル企業です。低採算にあえぎ続けて来たのですが、折からの半導体市場の拡大を追い風にしてやっと採算性が回復し、業績はⅤ字回復に成功しました。第3四半期は売上32%増131億円、営業益5倍の6.2億円、経常3倍の6.3億円、純益3倍の4.7億円、一株純益53円。これを受けて3月通期を大幅に上方修正。その修正した通期予想は、売上30%増214億円、営業益35%増10.4億円、経常32%増9.9億円、純益13%増7.8億円、一株純益86円と発表。配当は18円に。一株純益は930円に拡大。水処理装置の案件及び工事は国内製薬企業、半導体企業、韓国・中国・台湾の半導体及び液晶関連企業(有機EL)からの断続的受注で売上56%増の68億円。サービス部門にあたるメンテナンス及び消耗品事業の売上は装置案件の拡大に比例して拡大し売上8%増の54億円。配管材料などの事業の売上も同じく比例して拡大し売上56%増の7億円でした。売掛金は75億円です。第2四半期時点の売掛金は52億円ですから、この10~12月に急増したことを表しています。この分だと来期も増収増益となる可能性が大です。今日からソディック同様に再び買い推奨開始。打診買いから。強気買いは2月安値928円に二番底となる50週線1000円割れの場面か、底値確認完了となる75日線1113円回復となる1120円以上で引けるいずれかで。明日一段安するようなら迷わず強気買いの方針で良いでしょう。同社株に限らずですが・・・。目標株価Ⅰ【短期目標①1100~1150円(週足完全陽転回帰・レシオ13倍強)②1250~1300円(レシオ15倍)③1370~1400円(レシオ16倍・1月年初高値1427円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1400~1450円(レシオ17倍・1月年初高値1427円)】とします。通期を確認後に再設定します。SP。詳細は市場が警戒モードを完全に脱した後にゆっくりと掲載します。