6815 ユニデンHD(東1) 303円 -11円
2月安値271円から昨日の高値313円までの上げの三分の一押しは299円。300円前後を強い下値支持ラインと考え、明日以降の300円割れは強気買い一貫で良いでしょう。買い残がなんやかんやで553万株も存在します(ただし11月の860万株から減少の一途で整理中)。11月の860万株に急増する前の買い残は500万株前後ゆえに、整理一巡まであと50万株。この下げで信用買い残の整理一巡になれるかもしれません。その点も考慮して、300円割れを強気買いで良いでしょう。同社の注目はテラプローブ(こちらは12月通期で3月末に株主総会)と同じで株主総会と考えています。業績は自動車関連製品が好調で来期も好調と思いますが、同社はすでに指摘の通り藤本会長のワンマン経営の会社。創業者やワンマンあるいはカリスマと言った経営者が退陣や引退を表明(セブンイレブンの鈴木氏、出光の創業家などなど)など会社の世代交代新陳代謝が進む中で、ファンドの株集めで同社の藤本会長も退陣するような場面が訪れないとも限りません。それにです。同社は強靭な財務内容。この財務の内容からだけでも、ニッピやウッドワン、日産東京HDなどと同じように、資産評価でファンドが介入してもおかしくないと思います。しかも、ある程度は株主に配慮しながら経営を展開しているニッピやウッドワンや日産東京HDと違い、IR活動にも不熱心でその点褒められた会社ではありません。この同社のこれまでの経営姿勢が隙や弱点となり、思わぬファンドの介入で、株主提案が成立して経営陣交代が成功する可能性もあります。この点に関して、5月通期発表後の株主総会に注目しておいて良いかもしれません。いずれにしても、PBRは0.7倍でレシオは8倍。十分に割安です。レシオ10~13倍の370~480円レンジに水準訂正して当然と考えます。2/27(ワンマン経営の会社・藤本会長のフジファンドの持ち株数は8%・ファンド介入の可能性)2/20(バランスシート/強靭な財務内容)2/17(新規買い推奨を開始・第3四半期・概況・自動車電装化IT化&IoT関連の注目企業・セグメント状況・目標設定)。目標株価Ⅰ【短期目標①350~370円(レシオ10倍・17年高値371円)②430~450円(レシオ12倍・13年高値453円)③500~520円(一株純資産約500円・レシオ14倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①520~550円(レシオ15倍)②600~620円(レシオ17倍)】。通期を確認後に再設定。SP。