6309 巴工業(東1) 2010円 +7円
上々の第1四半期で着地できたと判断します。第1四半期は売上12%増95億円、営業益4.7倍の3.7億円、経常6.3倍の3.7億円、純益2.5億円、一株純益25円で着地。通期の売上428億円、営業益4%減21億円、経常5%減21億円、純益4%減14.3億円、一株純益143円の予想に対して進捗は文句なし。同社は例年第1四半期は低調です。前期を例に紹介してみると、第1四半期は営業益0.7億円で着地し、第2四半期は前々期比16%増の10.6億円で着地しています。ならばです。今期の第2四半期はこの前期の10.6億円以上であるはずです。理由は好調なスタートの第1四半期だからだけでなく、前期と今期の第1四半期の売掛金です。前第1の売掛金は100億円。今第1の売掛金は110億円。この売掛金増加と第1四半期での大幅増益からして利益率が上昇したと判断すれば、第2四半期は前期比大幅増益で着地する可能性が大と判断できるはずです。ならばです。今期のわずかに減益の予想は、前期比増益に上方修正することになるはずです。第2四半期で。ほぼスタートダッシュに成功したと判断して積極的に買い場探し。75日線2080円を回復し2100円以上で引けてから迷わず強気買いとします。今期の増益転換が確実となった以上、あとは2100円以上で引けて上げサインが点灯することだけです。セグメント状況は・・・・・①機械製造事業→国内官需向け部品や修理、国内民需向け機械・装置・工事などの販売が好調。海外も機械・装置・工事と受注好調。売上31%増15億円、営業益は前期比2.5億円増益の0.9億円赤字で着地。ゼネコンなどと同じで下期に利益が偏重ゆえに、これでほぼ満点のスタート。②化学工業製品販売事業→電子材料分野の半導体製造用途向け搬送用商材や自動車・建材向け材料など好調。また香港拠点の樹脂販売や深?コンパウンド事業も好調。売上9%増79億円、営業益20%増4.6億円。セグメント内容は満点です。一株純資産は2720円。株価はこの一株純資産を超過して06年上場来3000円にトライできると予想します。そのためにも上げサイン点灯2100円から迷わず強気買いを。下値は1950~1900円で堅いので上げサインの時に強気買いを実行するように。2/20(遠心分離機の世界的企業・第1四半期はスタートダッシュ成功を予想)1/16(10月通期資料の解説/機械事業の受注状況&化学品の売上状況&今期の取り組み・06年高値3000円を目指し)12/23(前10月通期文句なし・今期予想は保守的・遠心分離機は国内トップで世界ではトップクラスの競争力を保持・セグメント状況・目標修正)10/10(目標修正)9/20(目標修正)9/19(10月通期上方修正発表・目標再設定)9/1(文句なし第3四半期・概況・セグメント状況・目標修正)7/21(小田原エンジやホソカワミクロン、サイネックス同様に圧倒的企業)6/25(遠心分離機関連の世界的企業)6/2(第2四半期・概況・セグメント状況・目標据置・少しインパクト不足の感も)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①2300円(9月高値2312円)②2450~2500円(レシオ17倍強)③2700~2750円(一株純資産2700円・レシオ19倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2750~2900円(今期EPS170円予想しレシオ17倍)②3100円(今期EPS170円予想しレシオ18倍強)③3300~3400円(今期EPS170円予想しレシオ20倍)】は、予想の通り第1四半期はスタートダッシュに成功したので修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①2250~2300円(今期EPS165円予想しレシオ14倍・17年9月高値2312円)②2450~2500円(今期EPS165円予想しレシオ15倍)③2700~2800円(今期EPS165円予想しレシオ17倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2800円(今期EPS165円予想しレシオ17倍)②2950~3000円(今期EPS165円予想しレシオ18倍)③3300円(今期EPS165円予想しレシオ20倍)】とします。上方修正の数字等を確認後に再設定します。SP。