7932 ニッピ(JQ) 4490円 +40円

 

7932 ニッピ(JQ) 4490円 +40円

先週の日経新聞に確かこんな内容の記事が出ていたと思います。iPS細胞などを使う研究や治療に必要となる細胞培養関連の事業に参入する企業が相次いでいる・・・と。日水製薬や味の素、カネカなどが紹介されていました。同社も地味ながらも同じくiPS細胞関連の事業を行っています。バイオマトリックス研究所です。小さく地味ながらもそれなりに成果を上げています。味の素や日水などに規模で劣るために、大向こうをうならせるような治療薬や治療法の研究を行っているわけではないものの、我が国の細胞培養研究において下支えとなる研究開発は行っています。今後細胞培養事業の市場規模が拡大するとなると、必要になるのはその培養するための様々な製品です。同社の子会社のこのバイオマトリックスは、その培養に必要な高純度の培養基質を製品化し販売しています。2月にも細胞培養基質の新製品の販売を発表しています。今後更に同社の業績に貢献することでしょう。また、インフレの上昇は別の面で同社に追い風を吹かすことになるかもしれません。それは、コラーゲンペプチドです。すでにゼラチン製品は前期増で絶好調の域に突入し始めたものの、コラーゲン及びケーシングは完全回復していません。これは国内が天然の羊腸からのコラーゲンに固執しているからです。狂牛病などが発生すれば、同社に追い風になるのですが、そのような悪い事がなくても、生鮮品の値上りとともに羊腸も値上がりしているはず。コストの面から天然の羊腸から同社のコラーゲンペプチドに供給先を切り替える企業が出始めて来るはずです。しかも、天然ものと比べても同社のコラーゲン製品は品位で劣るものでもありません。この点からも、すでに絶好調のゼラチン、化粧品、皮革(自動車向けに拡大開始)、食品やバイオマス発電所の4事業に続き、コラーゲン事業も絶好調になり、更に、莫大な含みの不動産事業の再評価と重なり、株価は一株純資産の約1万円に向かう局面が到来すると考えています。その前にまず、再騰のサイン。サインは25日線回復4650円から点灯。4650円は週足の完全陽転回帰。打診買い程度(ど閑散でもありますし)。4650円回復から本格買い強気買いを静かに再開とします。2/15(バイオマトリックス研究所開発の医療用製品を応用した新化粧品を発売・コラーゲンペプチド受注増の導火線に)2/8(バイオマトリックス研究所が収益貢献)2/7(3月通期予想超過の第3四半期・上方修正必至・概況・セグメント状況・通期営業益25~24億円予想・目標修正)1/29(化粧品やコラーゲンペプチド・ゼラチン需要増の可能性)1/4(豊富な資産と現金で株主還元策拡充可能性)12/19(人件費上昇などのコスト吸収して来期増収増益へ)12/4(ニッピコラーゲン化粧品健康食品が雑誌やウエブに多数登場・コラーゲン世界的需要拡大の流れ顕著・バイオマトリックス研究所の新技術新製品に期待大)11/29(膨大な不動産/千住大橋付近で開発中ポンテグランデ東京&難波の9000平方メートルの土地・時価総額は不動産価値だけから考えても割安顕著)11/28(ニッピ化粧品急成長の可能性)11/24(ニッピコラーゲン化粧品事業急成長するかも)11/16(減益でも内容満点の第2四半期・概況/経営成績に関する説明&セグメント状況・業績予想・通期27億円を予想し一株純益は590円に・一株純資産含み評価すると1万円以上・目標修正)11/8(減益でも上々の第2四半期・第2四半期は上方修正・通期は営業益23~24億円で経常23~24億円純益15~16億円着地の可能性・一株純資産は9800円・目標修正)10/12(医薬品原材料としてコラーゲンペプチドなど好調の可能性)9/27(新田ゼラチンとともにコラーゲンゼラチン技術でバイオマトリックス事業育成・5株併合で目標再設定)9/20(保有不動産の有効活用期待)8/31(バイオマトリックス研究所とマトリクソーム社の創薬バイオ事業に期待)8/28(減益の第1四半期でも上々内容・経営成績に関する説明・セグメント状況・セグメント内容総括・バランスシート・目標修正)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①5000~5200円(今期EPS520円予想しレシオ10倍・1月高値4995円)②5700~5800円(今期EPS520円予想しレシオ11倍・15年高値5875円)③6200~6400円(今期EPS520円予想しレシオ12倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①6400~6600円(来期EPS550円予想しレシオ12倍)②7100~7300円(来期EPS550円予想しレシオ13倍)③7700円(来期EPS550円予想しレシオ14倍)】。通期を確認後に再設定(業績回復が確認できれば最大目標を13年高値(9995円)と一株純資産水準の1万円に引き上げる方針)。SP。