6627 テラプローブ(マザーズ) 1257円 +54円
意外にしぶとく出来高をこなしています。来週25日・75日・200日線の集中する1250~1300円を抜き切ると飛ぶかもしれません。とは言えまだボトムレンジの中ゆえに打診買い。1300円回復からゆっくりと本格買い開始。今日はセグメントのおさらいとバランスシートを。①メモリ事業・・・第3四半期期間(10~12月)は主要顧客の製品ミックスの変化もあり売上は2%減の27億円でセグメント益は8%増の4.5億円。累計では売上83億円、セグメント益14.3億円。この数字は、メモリ事業は四半期3か月で4~5億円のセグメント益(営業益)を稼ぎ出すことがすでにできていることを示しています。ならば今期の最低水準のセグメント益(営業益)は20億円前後となるかもしれないということです(前期は9か月の変則決算)。この数字からしても今期の増収増益は確実視して良いと同時に、第1四半期の予想の営業益8.3億円、経常7.8億円、純益1.1億円、一株純益11円は早々上振れ着地(上方修正)する可能性が浮上していることになります。②システムLSI事業・・・第3四半期期間(10~12月)は売上3%増の32億円でセグメント益は25%増の6.3億円。累計は売上93億円、セグメント益16.5億円。文句なし。これも3か月で6~7億円のセグメント益(営業益)を稼ぐまでに成長しています。すると今期のシステムLSI事業の最低営業益は20~25億円を想定して良いはずです。しかも、これも第1四半期の上方修正を示唆しています。この分で行くと第1四半期の営業益は10億円に届くか9~10億円で着地するかもしれません。もしそうならサプライズとなります。株価も同様にサプライズにびっくりして急騰となるはずです。次にバランスシート。資産項目は現金が118億円、有形固定資産は342億円です。特に注目はこの固定資産。前期の249億円から激増していますが、台湾に大規模工場を建設中であるためです。これが稼働すれば業績が急拡大となります。負債項目は短期借入金が29億円、長期借入金が143億円。長期借入金等が前期から増加しているのは工場建設の資金のため。しかし、工場建設用の借入金が増加しても、手持ちの現金が120億円近くもあり、しかも有形固定が342億円もあれば、財務は至って強靭そのものです。ゆえに、一株純資産2426円は水膨れのぜい肉での数字ではなく、筋肉質の頑強な財務な内容の上での2426円と判断して良いはず。つまり株価は一株純資産にトライしても当然と判断します。日足も週足も抵抗線は1300~1400円にすべて集中しています。1300円回復でまず第一回目の強気に転換し、1400円を回復すればそこから大化けを狙いで更に強気に転換して行くようにして下さい。2/19(文句なし12月通期・文句なしの第1四半期予想・概況・セグメント状況・今期営業益経常は30~32億円の可能性で11年3月期に続く過去2番目の高利益予想・一株純資産2426円・正味EPS160円予想し目標修正)1/24(今後マザーズからの鞍替えも)1/12(台湾主要IT企業19社売上2年ぶりの過去最高で)1/5(東エレ河合社長半導体不況の心配なし・業界天気図から)12/21(台湾IT企業業績好調で同社の親も好調のはず・旺盛な半導体需要背景に会津セミコンダクター絶好調の可能性)12/6(マイクロン社から補償金9.2億円・力成のマイクロン社山形拠点の買収交渉に注目)11/24(顔認証モジュール採用期待・大規模な設備投資及び減価償却費用計上一巡で来期は利益がサプライズの拡大期待・マイクロン社と広島事業所の移転スケジュール決定ニュース発表期待と3つの期待材料)11/18(半導体製造工程で必要不可欠なテスト受託ビジネス・息の長い業績拡大の可能性大・パワーテック社買収のマイクロン社の秋田工場と同社のシナジー期待大・12月通期(第3四半期)の営業益は23~25億円か20億円台を予想・顔認証モジュール東芝デバイス社のアプリケーションと連携)11/15(今の表面レシオは24倍でも来期営業益最低30億円と予想すれば潜在的レシオは5.6倍に・PBRは0.5倍)11/8(高収益構造企業・3か月で6~8億円の営業益獲得できる企業・セグメント利益率は16~20%と驚異的製造株・来期の普通の決算処理した際の潜在的一株純益を215円と予想)11/7(下方修正なれど上々の第2四半期・下方なければ15年度利益更新だった・概況・強靭なバランスシート・目標修正)10/21(四季報内容を紹介・四季報も来期業績好調を予想)10/16(広島事業所移転協議開始)10/11(上値が軽くなりつつあり)10/4(アナリストコンセンサス予想に関して・正味一株純益は130~140円・一株純資産2380円に水準訂正当然と判断)9/28(米マイクロン社6~8月期売上91%増の61億ドル(約6890億円)拡大で同社の受注拡大の可能性)9/27(顔認証モジュール受注本格化や次世代ヒューマンインターフェイス技術にも期待)9/13(中国市場で電気自動車の普及は半導体需要増で間接的追い風・今期初配の可能性)9/6(フィスコ予想・3か月後株価予想1500円予想との事)9/5(中国市場で受注好調と思える株の一つ)9/2(半導体分野での消耗品関連に区分)8/23(顔認証ソフトウェアなど紹介/第1四半期売上営業利益率は10.2%/テラプローブ会津売上30億円でセグメント益は5.6億円/台湾子会社の新大規模工場棟建設順調)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1400~1450円(今期正味EPS160円予想しレシオ9倍)②1600円(今期正味EPS160円予想しレシオ10倍強・17年高値1630円)③1750~1800円(今期正味EPS160円予想しレシオ11倍強・13年高値1848円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1800~1900円(今期正味EPS160円予想しレシオ12倍)②2100円(今期正味EPS160円予想しレシオ13倍)③2300円(今期正味EPS160円予想しレシオ14倍強~一株純資産2400円)】は微修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①1400~1450円(今期正味EPS160円予想しレシオ9倍)②1600~1650円(今期正味EPS160円予想しレシオ10倍強・17年高値1630円・15年高値1679円)③1800~1900円(今期正味EPS160円予想しレシオ12倍・13年高値1848円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1900円(今期正味EPS160円予想しレシオ12倍)②2100円(今期正味EPS160円予想しレシオ13倍)③2300~2400円(今期正味EPS160円予想しレシオ14倍強~一株純資産2400円)】とします。新工場の稼働で業績拡大を確信すれば一株純資産以上に最大目標を引き上げる方針とします。SP。