7552 ハピネット(東1) 1735円 +24円

 

7552 ハピネット(東1) 1735円 +24円

12月高値2216円及び6月高値2234円から十分に下げています。この下げでレシオはついに10倍割れの9.9倍に。2月の安値は1612円。まさに天与の買い場。では、高値から大きく下げるほど失望や平凡な第3四半期だったのかと言えばノー。すでにコメントしたように文句なしの第3四半期です。しかも、ダイニックと同じくすでに通期の利益予想に第3四半期で到達済みゆえに、上方修正はほぼ確実です。その上でレシオ9.9倍。まさに天与、歴史的な買い場と思います。今日は第3四半期発表前に開催した個人投資家向け説明会の資料を紹介しましょう。(1)同社の強み・・・同社は玩具・映像音楽・ビデオゲーム・アミューズの様々な製品をメーカー700社から卸入れ、販売支援や物流支援・販売情報などの付加価値を付けて、様々なチャネルを通じて販売会社1200社に卸売りする会社。バンダイナムコ系列ではあるものの、その系列を超えて圧倒的なネットワークと言えると思います。まるで、テレビCM分野におけるAOITYOと同じ寡占化状況にあると思われます。(2)玩具事業・・・中間流通の分野でシェアは30%。バンダイ以外の商品も取扱し、自社開発商品も販売。注目はその自社開発のメーカー部門。製販一体を目指して利益率の上昇に挑戦中。商品としては男児向けのラジコンカーやラジコンヘリを商品化し、女児向けのクッキングトイ商品を開発商品化。順調です。そのうち、大ヒット商品を生み出しそうです。(3)映像音楽事業・・・映像音楽市場での中間流通のシェアはトップクラス。こちらも利益の拡大を目指して、自社製作作品や独占販売商品の獲得に積極的に取り組んでいます。また、自社作品の2次利用での収益の底上げを目的に、様々な媒体での販売も展開。ちなみに同社の昨年の出資作品は17億円の興行収入のキセキやナミヤ雑貨店の軌跡、など。これもまた出資作品が大ヒットとなる可能性も大。(4)ビデオゲーム事業・・・女子小学生や中学生をターゲットにした3DSゲームを企画開発したりして自社オリジナルゲームや商品の開発も積極的。しかし何より、中間流通としては唯一同社だけがすべての国内向け家庭用ゲーム機を取り扱う会社。ビデオゲームは任天堂が76%でプレステが22%の売上比率。マイクロソフト社のゲームも取扱っています。この点は圧倒的。(5)アミューズメント事業・・・これも圧倒的。玩具自販機市場における最大手。カプセル玩具に至っては市場シェアは57%と断トツで寡占化。カプセル玩具自販機は全国5000か所に9万台を有し、デジタルカードゲーム機は全国1900か所で1.8万台。しかも、POSシステムを導入してリアルタイムで販売データを可視化できるシステムを構築しています。またインバウンドを狙い、空港や駅などで外国語での自販機などを設置し始めています。対応も文句なし。(6)物流拠点・・・東日本ロジスティックスセンターを拠点にして、高速自動ピースソーターや方面別自動仕分けソーターなど最新鋭の物流システムを導入し、物流の効率化も実行しています。(7)感想・・・足元業績も将来の業績拡大に関しても全く死角なし。後はただ再騰サイン点灯となる25日線1900円を回復するだけです。ここはまだボトムの只中ゆえに打診買い。2/9大商い寄り値1800円以上で引けてから、ゆっくり本格買い開始。2/6のマド下限(2/6高値)1864円以上で引けてから完全に強気買いとします。2/8(新規買い推奨・絶好調の第3四半期・概況・セグメント・目標設定)。目標株価Ⅰ【短期目標①2000~2050円(レシオ12倍・25日線&13週線回復)②2200~2250円(レシオ13倍・17年高値2234円)③2400円(レシオ14倍・14年高値2371円更新)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2400円(レシオ14倍・来期EPS185円予想しレシオ13倍)②2600円(来期EPS185円予想しレシオ14倍)③2750~2800円(来期EPS185円予想しレシオ15倍・99年上場来2915円)】。通期を確認後に再設定します(想定以上に業績拡大するなら最大目標を3000円台に引き上げるかもしれません)。SP。