7814 日本創発G(JQ) 1000円 +16円
前12月通期は売上9%増363億円、営業益62%増14.1億円、経常26%増12.9億円、純益2.3倍の12.5億円、一株純益110円で着地しました。文句なしです。同社はDTPサービスをはじめとする印刷やデザイン関連の企業です。小さな買収を繰り返しながら、同時に地味なコスト削減や事業効率化を通じて、小さい利益を積み重ねて増益に結び付けています。良い内容でした。注目の今期予想は売上31%増の480億円、営業益27%増18億円、経常38%増18億円、純益4%減12億円、一株純益87円と発表。今期の営業益及び経常の予想は16年ぶりの最高益更新の予想です。配当は前期と同じ24円の予想。一株純資産は922円。セグメント状況等の記載はないものの、一応、経営成績の概況に触れておくと・・・・・今期は印刷関連のクリエイティブソリューションの強化のためにデザイン関連をはじめとする5つの会社を子会社化。またデジタルコンテンツ制作の強化を図るために2つの会社を子会社化したとコメント。また生産効率の向上と付加価値商材の開発を目的にウイルコHDと株式持ち合いの資本提携を行い、商品ラインナップを拡充するために3つの会社をグループ化しました。更に事業規模の拡大のために、グラフィックス関連の会社と日経印刷という会社を買収。これだけ大胆に買収戦略を進める会社もとても珍しいといえましょう。それにです。これだけ買収買収を行うと、費用先行で利益率が逆に低下しそうなものですが、早々と業績に貢献させている同社の経営手腕や買収先の選定の鑑識眼は秀逸と言って差し支えないと思います。まるで、ワールドHDの経営陣のようです。これらの点を勘案して明日から再び強気買い推奨を再開します。ただし、同社もど閑散。買い手が少ないながらも、このまま17年7月高値1028円を更新して、レシオ13~15倍の1140~1320円に上昇すると想定し、値ブレに注意しながらこのまま強気買いとします。10/5(目標修正)10/2(DTPサービス企業から業態転換にほぼ成功・第2四半期・概況・目標設定)。目標株価Ⅰ【短期目標①930~950円(レシオ13倍)②1020~1050円(7月上場来1028円・レシオ14倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1050~1100円(レシオ15倍)】は短期目標①を達成し短期目標②に迫ってもいるので修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①1050円(レシオ12倍・17年上場来1028円更新)②1150円(レシオ13倍)③1230~1250円(レシオ14倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1250~1350円(レシオ15倍強)】とします。SP。詳細は資料等の開示後にまた。ところで、同社の今期の業績拡大の予想から考えても、AOITYOの増収増益への上方修正はほぼ確実なはずです。同社が強気の業績予想の理由は、単に買収等で業容拡大し、事業効率化で利益が拡大するだけではなく、新天皇の誕生や東京オリンピック開催を控えて、広告や販促関連等の印刷物やデザイン等の需要が拡大すると会社が考えているからのはずです。ならばAOITYOとて同じ。AOITYOも同社も天皇即位や東京オリンピック開催を控えて、これから特需を享受する会社ととらえてください。