3975 AOITYO(東1) 1148円 -51円
前期はすでに上方修正済み。12月通期は売上704億円、営業益46.1億円、経常43.9億円、純益27.8億円、一株純益117円と文句なしの数字で着地しました。一株純資産は1035円に拡大。配当はすでに新聞でも報じられている通り、30円配当。ちなみに今期も30円配当の予想です。注目の今期予想は売上700億円、営業益38億円、経常37億円、純益23億円、一株純益96円と減収減益の予想を発表。減収減益の予想の理由は、昨年の10月からテレビCMにおけるプリントレスの流れとなり、これまでテレビCMを制作してテレビ局に入稿する際にはプリント複製して納品していたものが、デジタル送稿になったためにプリント売上分が減収となるから、減収減益の予想にした・・・とコメントしています。また、同社は今期をそのための踊り場と位置付けています。つまり、来期は再び増収増益の業績拡大局面に移行すると予定している模様です。しかしながら、よくよく考えると、確かにプリント入稿分の売上や利益が減少はするとしても、同社のコストコントロールを持ってすれば、また、オリンピック開催目前や即位の大礼などを控えて、テレビCM制作需要は特需が始まるはずです。更には、広告単価自体も上昇すると(値上げと)思われます。すると、売上は減少しても利益は前期並み以上を確保できるはずです。ゆえに、下記でもコメントしたように、第1四半期発表で強い上方修正期待が浮上するか、上方修正そのものを発表すると予想します。ちなみに、第1四半期は多分スタートダッシュに成功するはずです。理由は売掛金。前期は統合前ゆえに決算は別々に発表となっていますが、前期末の両社合計の売掛金は176億円です。対して、今期の売掛金は240億円。これを受けて考えるに、今期の第1四半期は少なくとも前期並みで着地できると予想します。その前期の第1四半期は売上184億円、営業益18.2億円、経常17.7億円、純益10.1億円、一株純益42円です。もしこの数字なら、文句なしに強い上方修正期待が浮上することになるはずで、第2四半期で上方修正発表が確実となることでしょう。ちなみにです。保守的発表をするのが習性の同社(正確には両社)ですが、前期は期初予想が売上650億円、営業益35億円、経常32億円、純益14億円、一株純益59円でした。しかし着地したのは上記の数字。期初から営業益で約11億円、経常で10億円、純益で14億円増で着地しました。今回も大方10億円を超える上積みとなる上方修正になれると予想します。とは言え、一応は減益予想を発表したゆえに、1100円を下値にして1200~1100円で一旦下値固めに入ると予想します。ゆえに、1100円接近を新規もナンピンも打診買いして、再騰サインの点灯待ちとします。また、同社もウッドワンと同じで、次の決算発表を待たずに水準訂正を開始できると思います。3月に入れば(3月中旬くらいからの反転開始を予想)。いずれにしても、まずは下値固めと予想して、打診買い対応だけ行い3月に入りボトム離脱の動きを確認してから、ゆっくりと本格買いを再開する方針でいてください。ボトム離脱や上げサインは、もう少しチャートが形成されてから提示します。2/9(前期上方修正発表)1/31(ベンチャー企業への新たな投資を発表)1/26(上場来更新しても過熱ゼロ・証券アナリストカバレッジ本格化して2000円台で活躍の可能性・目標修正)1/23(セプテーニHDやDACHDのカバレッジ評価はレシオ40倍で今の同社は17倍で割安顕著)1/22(イマジカロボットやSシャワーではなく同社株こそ真に強気買いすべき)1/19(不動産売却し譲渡益4.8億円・アジア事業創造ファンド1号に500万ドル出資)1/10(TYOベンチャー投資第2弾・動画広告メディアに変身へ布石)1/5(イマジカロボット並の評価なら株価は2000円)1/4(同社の1~3月期業界天気図から考え好調のはず)12/25(目標修正)12/23(大和証券目標株価「1700円」設定と今後更に引き上げの可能性大・スマホ広告分野での投資実行)12/20(AOIのニュースリリース/多数のグランプリを受賞)12/19(来年の一体化に向けてまず管理部門を一体化・来期以降業務及び経営効率化で利益率大きく上昇のはず)11/29(ベトナム最大手映像プロダクション会社グループ化・中国国際広告祭で金賞を受賞)11/21(目標修正)11/20(第3四半期資料解説/決算ハイライト&トピックス・上方修正可能性大・警戒開始はレシオ20倍の1500~1600円に突入してから)11/16(目標修正)11/14(文句なし第3四半期・概況/経営成績に関する説明・統合シナジー発露開始・直接取引売上急拡大・受注残高文句なし・通期営業益45~50億円レンジでの着地を期待・目標修正)10/24(世界初のウェアラブル音声翻訳デバイス「イリ―」の開発販売を行うログバー社への投資を発表)10/17(インタースペース比較しレシオ20~23倍に妥当評価できるはず)10/9(レイの上方修正で同社の業績も好調を予想・テレビCM制作業界デジタル配信式普及で同社に追い風の可能性)10/4(AOI&TYOともにまた受賞・TYO空間プロデュース企業を買収とオープンイノベーションプログラム「TYOアクセラレーター2017」開始)10/3(DACレシオ30倍なら同社も20~25倍まで買われて当然・目標修正)9/28(ネット広告市場堅調)9/26(アウトシステムズ イノベーション アワードで日本企業として初受賞は先進的ITイノベーション企業に進化した証明)9/12(目標修正)9/11(立会外で自己株30万株取得)9/7(第2四半期資料/事業戦略解説と中期経営数値目標/もはやテレビCM制作会社から大変身へ・120億円シンジケートローンで更に業容拡大と利益の最大化へ)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1550~1600円(今期EPS90円予想しレシオ18倍)②1700~1800円(今期EPS90円予想しレシオ20倍・大和証券目標株価1700円)】~目標株価Ⅱ【中長期目標①1800円(今期EPS90円予想しレシオ20倍・来期EPS100円予想しレシオ18倍)②2000円(来期EPS100円予想しレシオ20倍)】は修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①1200~1250円(レシオ13倍)②1400~1450円(レシオ15倍・18年上場来1474円)③1600円(レシオ17倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1600~1650円(今期EPS120円予想しレシオ14倍)②1800円(今期EPS120円予想しレシオ15倍)③2000円(今期EPS120円予想しレシオ17倍)】とします。上方修正確実と判断できた時点で最大目標の引き上げを検討する方針とします(レシオ20倍評価まで引き上げる方針)。SP。詳細は資料の開示後に